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Apple成功の足がかりとなった最初のApple Storeとスティーブ・ジョブズ

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Apple製品の購入を検討する上で最大限のサービスを受けられるApple Store、それまで基本的に家電量販店の一角に展示されているだけの存在だったものが、専門店を展開し専門スタッフの意見と製品体験できるのは当時としても画期的だったでしょう。

このアイディアは故スティーブ・ジョブズ氏が小売の形態を変えるために考案したものなのですが、2001年5月にオープンした最初の店舗を紹介する動画を見てみると、改めてその構想力に驚かされる事になります。

今とほぼ変更なし

2001年5月19日、Appleはカリフォルニア州グレンデールとバージニア州タイソンズコーナーの2箇所にApple初となる自社ブランドショップ、Apple Storeをオープンしました。

この当時はまだiPodもリリースされておらずMac製品のみの取り扱いであり、ジョブズはMacの魅力をより多くの人に体験してもらうために専門店の展開を開始したワケです。

上記動画は2020年5月15日に公開されたApple Storeの紹介プロモーションビデオで、ジョブズ自身が視聴者に店舗がどのようなものになっているかを紹介する動画となっています。

そこに映し出されるのは我々が見慣れたApple Storeの様子であり、およそ19年前の構想を今も引き継いでいる事がわかります。

この5ヶ月後にiPodが、さらに6年後にはiPhoneがリリースされるワケですが、初期構想をそのままに今も同様のルールで商品が配置され、店舗内装やスペース配分などもそのままというのは、ジョブズが考案した店作りがApple製品にとって最良のものである証拠と言えるでしょう。

自社製品の事ならイレギュラーなものを除き何でも答えられる店員と、その場で商品の引き渡しや操作説明、修理の受付などもできるこの形態は、宝飾や服飾のブランドショップをベースにしているんでしょうね。

ジョブズ氏のこの戦略は結果的に大成功し、タイソンズコーナーのApple Storeはオープン前日に500人もの人が待ち並び、2店舗はオープンから2日間で7,500人以上が来店し、599,000ドル(当時為替で約7,352万円)もの売上を叩き出したそうです。

今や世界20ヵ国以上に500店舗以上展開されているそうで、20年間変わらぬ構想でこれだけの店舗展開を行えている事に、ただただ驚きを隠せません。

まとめ

ちなみに同時期にDellとGatewayが同様の取り組みを行なっていたそうですが、いずれも失敗に終わっており、IT機器メーカーが自社ブランドのみで店舗を展開するのがいかに難しいのかもわかります。

新型コロナウイルスの影響で現在は閉店している店舗も世界ではありますが、落ち着いたらゆっくりとApple StoreでApple製品を眺めたいですね。

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