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本当にガラス?Galaxy Z Flipのディスプレイ素材に疑問の声

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2月11日に発表され14日から韓国とアメリカで発売となったGalaxy Z Flip、前作であるGalaxy Foldとは異なり縦折りのコンパクトさを追求した、「Galaxy史上初の折りたためるガラス製スクリーン」と公式発表されています。

しかしこのディスプレイがとんでもなく柔らかく、「そもそもガラスディスプレイではないのではないか?」という疑問の声が多数上がっているようです。

有名YouTuberが実験

様々なスマホをモース硬度ピック(あるもので引っかいた時の傷の付きにくさを図るツール)で引っかく動画でお馴染みのザック・ネルソンさんは、先日発売されたGalaxy Z Flipもさっそく引っかいて動画をリリースしました。

下記がその動画なのですが、そもそもZ Flipはディスプレイがガラス製で他機種にはない耐久を期待されていたにも関わらず、ネルソンさんが懐疑的になるほどの傷つきやすさとなっています。

例えばiPhone 11 Pro Maxは、ネルソンさんがリリースした同様の実験動画で6番(ナイフで傷をつけることができず刃が傷む)で薄っすら傷が付き始める程度だったのですが、Z Flipは最初の2番(指の爪で何とか傷をつけることができる)で引っ掻き痕ができました。

これでは今までに発売された折りたたみデバイスのプラスチックスクリーンとなんら変わらず、公式が発表している「Galaxy史上初の折りたためるガラス製スクリーン」がかなり疑わしくなってきます。

一通り実験を終えてネルソンさんは「このディスプレイに”傷”は付きませんでした」と話し、ガラスのはずなのに傷つかずに凹んでいる事を強調し、おそらくこのディスプレイが「ハイブリッドプラスチックポリマー(ガラスを分子レベルで混ぜたプラスチック素材)」ではないかと説明。

ガラスを使用したプラスチックを使用しているので「ガラス使用」と謳っていると考えられており、これらの質問をSAMSUNGに投げかけたところ全てのコメントを拒否したそうです。

ちなみに動画の最後に画面に小さな穴をいくつも開けているのですが、ガラスなどの結晶に見られる亀裂などは一切発生していない事が確認されており、ここまで傷つきやすく穴も簡単に開くような素材を「ガラス」と謳う事に疑問を持たずにはいられませんね。

SAMSUNGは「Galaxy Foldと同様にUTG(超薄型ガラス)の上に保護層があります」とコメントしているそうですが、液晶層まで貫通して液漏れまでしているのに亀裂が見られないのは、つまりネルソンさんの考え(ハイブリッドプラスチックポリマー)で間違いなさそうです。

まとめ

これからGalaxy Foldの時のように炎上する未来が見えなくもないのですが、SAMSUNGは購入者に対し「119ドルで1回限りのスクリーン交換」「スクリーンプロテクターを1回無料提供」するそうですが、これで購入したユーザーが納得するとは思えませんね。

Appleが折りたたみデバイスをリリースしないのも、現状ガラス素材で折りたたみデバイスを実現するのが難しい事が理由なのかも知れません。

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