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現状は曲検索に難あり?国内初の日本語対応スマートスピーカー「LINE Wave」の先行版をレビュー ※追記あり

周辺機器 (アクセサリ)

ども!ともぞうです。

WWDC2017でついにAppleも音声アシスタント搭載スピーカーを発表して、話題になりましたよね。

ただし対応言語は英語のみで日本人からしたら完全に蚊帳の外といったところなのですが、国内で初の日本語対応スマートスピーカーとなるLINEの「Wave」先行版が本日届いたのでご紹介します。

あくまで先行版ということで機能は限定的となりますが、気になるアレコレをチェックしてみましたよ!

2017.8.27追記
アーティスト名+曲名での検索が出来ないと記載していましたが、試した曲が聞き放題対象ではない為でした。改めて試したところ利用できたので、お詫びして訂正いたします。

先行版は音楽再生と天気・アラームなど機能は限定

音声アシスタント搭載のスピーカーと言えば、AmazonのAlexaを搭載した「Amazon Echo」

今年中には日本で発売すると言われている、Googleアシスタント搭載の「Google Home」が先行していますよね。

そして今年6月に行われたWWDC2017では、ついにAppleもSiriを搭載した「HomePod」を発表し話題になったのは記憶に新しいところ。

ただ現時点では全て日本語には対応していないので、自分には関係ないな…なんて思っている人も多いのではないでしょうか。

そんな中LINEが、日本語で使える音声アシスタントClovaを搭載した「Wave」を発表。その先行版が本日かみあぷ編集部に届いたので早速レビューしたいと思います。

こちらが「Wave 先行体験版」。開けて机に出してみると、思ったより大きいというのが最初の感想。手の大きさと比べてもらえると分かるのですが、意外と場所を取りますねコレ。

さてこの「Wave」を使うには専用のアプリ『LINE Clova』が必要と言うことで、早速ダウンロードしてセットアップを進めます。

セットアップそのものはすごく簡単。「Wave」の電源を入れ、『LINE Clova』で新しいWaveを追加ボタンを押せば勝手にやってくれますよ。

あっ、ちなみに「Clova」の読みは「クローバ」。「Wave」を使うときはHey,Siriのように「Clova(クローバ)」と呼びかけて起動することになります。

さてセットアップも終わったので、さっそく話しかけてみましょうか。まずはお決まりの「Clova、明日の天気は?」と話しかけると…

スピーカー底面部が緑から赤に光って反応。「○○市の天気は〜」と答えてくれます。まあこの辺りは想定通りの挙動。動画に撮ってみたので、こちらをどうぞ。

さてこの先行体験版「Wave」はあくまで機能限定版ということで出来ることが限られるのですが、現時点で出来るのは大きく分けて「天気」「アラーム/タイマー」「カレンダー」「音楽再生」の4つ。

発表時のデモで押していたのは「音楽再生」だったので、「Clova、RADWIMPSの曲をかけて」と聞くとちゃんと曲の再生が始まりましたよ。

※現状、音楽再生は「LINE MUSIC」のみ対応。「LINE Wave」には6ヶ月分の無料クーポンが付属しています。

音質に関しては高音・低音はそこそこなのですが、中音が少し弱めで音の厚みが足らないかな…という印象。

再生中に「この曲の曲名を教えて」と言えば、曲名も教えてくれましたよ。

ただ再生している音量にもよるのですが、トリガーとなる「Clova」の呼びかけになかなか反応してくれなかったのが気になりました。

音量大きめで曲をかけてると、こちらも大きな声で「Clova!」って言わないと反応してくれないのはやっかいで、この辺りはぜひ改善してほしいところ。

また「君の名は。」で使われた曲を聴きたくて、「Clova、前前前世を再生して」と言ったらなぜかブラスバンドバージョンが再生されてしまうという…。

LINE MUSICアプリで見るとちゃんとこの曲は収録されているハズなんですが…。

たまたま試した曲が聞き放題対象でなかった為、このような結果となっていたようです。

じゃあ…ということで「Clova、RADWIMPSの前前前世を再生して」とアーティストと曲名を指定したのですが、まだ未対応のようで再生してくれませんでした。

正直これはストレスで、聞きたい曲を指定して聴くことができないのは改善されないと辛いものがあります。あとはアルバムを指定しての再生などにも対応してもらわないと不便ですよね。

【追記】 コメントでご指摘いただき確認したところ、たまたま試した「前前前世」が聞き放題対象でなかった為、未対応と勘違いしてしまいました。改めて「Greeeenのキセキをかけて」「Greeeenの愛唄をかけて」と聞いてみたところ、ちゃんと指定した曲が再生されたので、訂正いたします。
また、アーティスト名+アルバム名も、ものによっては対応していました。

さてここまで触ってみて日本語の認識精度は全然問題なかったのですが、気になったのはこちらが話しかけてから回答や音楽再生まで若干タイムラグがあるところ。

比較的分かりやすいのは「Wave」に「おやすみ」と話しかけた時。こちらが話しかけた後なんとも言えない間があってから回答がくるので、会話している感がないんですよ。

この辺りに関してはあくまで先行体験版と言うことで現時点でアレコレ言い過ぎるのもあれですし、正式発売までに改良されると言っていたので、改善に期待したいところです。

さてひとまずざっと触ってみた雑感を含めご紹介したのですが、現時点だと日本語で使えるという部分以外で「Wave」じゃなきゃできない機能はほぼありません。

あくまで現時点での先行体験版での話になっちゃいますが、今のところ「Wave」唯一の機能と言えば曲名やアーティストを指定しなくても「盛り上がる曲」とかで再生してくれるのみ。

さすがにそれを目的に「Wave」を買う人はいないでしょう。音楽を聴くならBluetoothスピーカー+Spotifyであれば無料で聞けますし、Apple Musicなどの有料サービスを使えば日本の曲もそこそこの曲数があります。

それ以外だと天気やアラームなどであれば、iPhoneで済んでしまいますしね。

海外の場合であれば日本よりIoT機器が充実してきているので、もう一歩進んだ家電のコントロールのハブとしての利用もあるのですが、今後はこの辺りがどうなっていくかが「Wave」に限らず日本でのスマートスピーカー普及の鍵になるんじゃないかと。

個人的にはスマホが私たちの生活を変えたように、次は家での生活を変えてくれるのが音声アシスタントスピーカーになる可能性を秘めていると思うので、ぜひ唯一国内から販売される「Wave」にはがんばってほしいものです。

今回は開封から最低限の機能のチェックに留まりましたが、このまま1-2週間実際に家で使用しどんな風に使えるのか?家族の反応は?などを含めて再度レビューをお送りしたいと思いますのでお楽しみに!

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