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貴方のIoTは大丈夫?130万以上がマルウエアに感染していると横浜国立大が警鐘

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こんにちわ、Hikaru Sanoです。

今や様々な商品がネットに繋がる時代になり、家電から歯ブラシまで「IoT(モノのインターネット)」が採用され始めていますね。

自動でデータを収集してくれたり屋外から操作できたりと便利な「IoT」ですが、どうやら130万台以上がマルウエアに感染しているようなんです。

「IoT」が抱えるセキュリティ問題

横浜国立大学大学院環境情報研究院の吉岡克成准教授は、「世界中でネットにつながっているIoT機器のうち、130万台がマルウエアに感染している」と発表しました。

ただしこれは「わかっている範囲」であって、実際はそれ以上の機器がマルウエアに感染しているだろうと話しています。

吉岡准教授はオランダのデルフト工科大学などと連携し、「ハニーポット」や「おとりシステム」と呼ばれるウイルス感染観測用のネットワークを国内外に展開しています。

この「ハニーポット」や「おとりシステム」は、マルウエア側に「このセキュリティが脆弱だ」と錯覚させ攻撃させる事を目的としており、攻撃してきた機器数を毎月集計しているとの事。

2016年の10月、11月はおよそ130万台からの攻撃が観測されており、その多くは「監視カメラ」や「ルーター」であると説明。

マルウエアに感染した機器による実害は今の所報告された事は無いそうですが、吉岡准教授は「感染した世界中の機器がある日突然、テロなどの犯罪に用いられる可能性がある」と警鐘を鳴らしています

PCのようにウイルス対策ソフトが販売されているワケでもなく、対策が発売メーカーの努力に依存するIoT機器はセキュリティ水準が低く、駆け出しのハッカーでも成功体験を得られる事から感染が拡大しているそうです。

現在日本の機器で感染が確認されているのは約1,000台程度とされていますが、ハッカー達が陣取合戦のように感染させた数を競っている節があり、これからさらに増える可能性は否めません

マルウエアに感染した機器は自らが攻撃者となり感染を拡大させていくので、知らず知らずの内に自分の機器がマルウエアをばら撒いていたなんて事になりかねませんね。

感染した機器は電源を落とす事で無力化、駆除してしまえる事がほとんどだそうですが、再度電源を投入すると1時間でほぼ再感染、最短2分程度で再感染してしまう事が確認されています

まとめ

いかがでしたか?

「IoT」は非常に便利で、個人向けだけではなく法人向けにも勢いよく展開している分野のため、この問題は重要な課題であると多くの有識者が語っています。

ネットセキュリティの知識に自信がない人は、このセキュリティ問題がある程度解決するまでは手を出さない方が安全なのかも知れませんね。

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