Appleが提供する純正アプリの一つであるiMessageは、LINEと異なり、メッセージを一度送信すると取り消しや編集をする機能がありません。
ところが、最近Appleが申請した特許には、同社がメッセージの編集や取り消しを可能にするように取り組んでいることを示唆するものが含まれていました。
Apple純正メッセージアプリiMessageが改良?
米国特許商標庁は今週、iMessageで送信されたメッセージを編集するための機能や、新しいアプリケーションランチャーに加え、その他にも複数の機能について説明されたAppleの特許出願を公表しました。
これらのドキュメントでは、使用される技術についての詳しい解説は含まれていませんでしたが、AppleがiMessageの改良に取り組んでいることは明白のようです。
送信後に取り消しや編集可能に
多くの人が喜ぶのはやはり「メッセージの送信後でも編集や取り消しが可能になる」ことでしょう。
特にこれらの機能は多くのメッセージアプリで採用されています。日本で最もユーザー数が多いLINEでも編集こそできないもののメッセージの取り消しは可能です。
しかし、Appleが提供するiMessageは携帯番号を利用したいわゆるセルラーネットワークで送受信されるメッセージのやりとりです。
そのため、以前に送ったメッセージを回収したり編集するための仕組みは、LINEやSlackほど容易ではありません。
SMSの方式ではすでに相手の手元に届いたメッセージに手を加えるのは困難だからです。
ところが、Appleが申請している特許には技術の解説こそないものの、ユーザーがメッセージの内容を編集できることが言及されており実現に向けて取り組んでいる様子がうかがえます。
iMessage内で他のアプリも
さらに、iMessageアプリ内で他のアプリも使用できるようにならないか検討しているようです。
これについてはiOS10以降のiMessageではすでにサードパーティ製のアプリが使えるようになっていますが、さらに拡張したものになるようです。
もしかしたら、レストランの座席の指定を下図のようにメッセージ内からできるようになるかもしれません。
実装時期は不明
これらの機能はおそらく多くのユーザーが望むものでしょう。
ただし、この内容はまだ特許段階に過ぎないため、具体的な実装時期については不明です。
早くても来年の6月以降になるでしょう。もちろん何らかの理由で実装が行われない可能性もあります。