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Appleが禁止している8種類のアプリとは?App Storeのルールで排除された数々のアプリ達

アプリ

日々リリースされもう数え切れないほどの数があるスマホのアプリ、Appleの最後の発表が2017年にはなってしまうのですが、その時点で220万以上のダウンロード可能なアプリがストアにリリースされていたそうです。

それらのアプリはレギュレーションと呼ばれるルールに法って制作・販売されているのですが、そのルールによってApp Storeには8種類のアプリが禁止されているのをご存知ですか?

App Storeのレギュレーションで明確に禁止している

レギュレーションにはAppleがアプリの作成・公開に関する様々なルールを細かく記載されており、それに抵触するアプリは審査を通る事ができず、仮にストアに公開されても即刻削除されてしまいます。

今回は特にAppleが禁止している8つのカテゴリーのアプリを紹介いたします。

中国のVPNアプリ

2018年2月、中国は認可されていないVPNサービスを利用したインターネット自体を本国内で違法とし、Appleもこの法に倣い中国ではVPN関連アプリを表示しないようにし、認可されていない中国製VPNアプリを削除する事になりました。

この背景には中国政府による国家レベルのインターネット検閲実施が絡んでいると見られ、これまでVPNを利用し海外のネットサービスを利用していた中国在住ユーザーにとっては大問題となりました。

ギャンブルアプリ

ギャンブルの題材になっているゲームのアプリは問題ないのですし、ギャンブルに関連するアプリをリリースする事自体をAppleは禁止していないのですが、2つのレギュレーションで実質的にギャンブルが実施できるアプリを締め出しています。

1つめは3.1.1の「ゲームコンテンツの解放にはAppleの課金システムを使用しなくてはならない」、2つめは5.3.3「ギャンブルゲームでAppleの課金システムは使用できない」となっており、両方を同時にクリアする事は論理的に不可能となっています。

レビューインセンティブアプリ

App Storeがまだ未熟だった頃は多数のお小遣い稼ぎアプリが存在しており、特に「アプリのレビューを書いて○pt獲得!」「アプリをSNSで紹介して○pt獲得!」といった機能を実装したアプリが存在しました。

これらのアプリはレギュレーション3の「金銭や報酬を与えてフィードバックを得る事を禁止」に抵触しており、現在はApp Storeから消えた存在となっています。

テザリングアプリ

まだキャリアサービスでテザリング機能が実装されておらずiOSも正式対応していなかった時代に、PCなどの通信をiPhoneのキャリア回線で行うテザリングアプリが一世を風靡しました。

しかし程なくしてiOS側で機能として正式実装し、レギュレーション違反ではないものの「キャリアに配慮」といった形でApp Storeからすべてのテザリングアプリが削除されました。

アンチウイルスアプリ

iOSは根幹のシステムとアプリが動作する部分を明確に分断しており、アプリ側からは根幹のシステム部分に干渉できないので、iOS版アンチウイルスアプリは絶対に存在できない事になっています。

しかし、過去にユーザーの不安を煽り不当に月額契約などを迫っていた偽アンチウイルスアプリは問題となっており、レギュレーション2.3.1「実際には提供されないコンテンツやサービスの表記禁止」によって、全て削除されました。

エミュレーター

ほとんどが無許可で配信されている仮想家庭用ゲーム機システム、いわゆるゲームエミュレーターはスマホに限らずPC業界などでも大きな問題となっており、明らかな著作権侵害などで訴訟問題にもなっています。

Appleも当然これらのアプリを、レギュレーション4.4.3 v「著作権、商標、パブリシティ権、許可を得ていないアプリの禁止」で明確に禁止しています。

仮想通貨マイニングアプリ

一時期は毎日ニュースにもなりTVやネットでも取り上げられる事の多かった仮想通貨、それらの多くはマイニングと呼ばれる計算能力の貸し出しによって生み出されるのですが、スマホでは仮想通貨を管理するアプリは存在しているものの仮想通貨マイニングを行うアプリは存在しません。

実は割と早い段階でAppleがレギュレーションで禁止しており、レギュレーション3.1.5 b ii「Appで暗号通貨をマイニングすることはできません」と禁止されています。

VAPE関連アプリ

Appleは今年11月15日、アメリカ国内で発生している肺損傷(EVALI)による青少年の死亡事故などを受け、蒸気を吸引するいわゆる電子タバコVAPEの関連アプリ181本をストアから削除しました。

これとほぼ同時にレギュレーションが改定されており、1.4.3「たばこや電子タバコ、違法な薬物、過度のアルコールの摂取を助長するアプリは許可されません」と追記され、これらの関連アプリが完全に禁止されました。

まとめ

筆者は都内でVAPEショップを3店舗運営しており、「VAPE関連アプリの削除と禁止」には驚きを隠せませんでした(事件の研究が進みVAPEが原因なのではなく、違法薬物を溶かすためのビタミン剤に問題がある事がすでに発覚している)。

様々な事件事故、政治的問題などからレギュレーションで禁止されるアプリがどんどん多くなってきており、これからももしかしたらレギュレーションで禁止されるアプリは増えていくのかも知れませんね。

LINEMOLINEMO
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