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運転中にiPhoneを触ってて死亡事故はAppleの責任?裁判で遺族側の訴えを棄却

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ども!ともぞうです。

昨年、運転中の『ポケモンGO』が原因で交通事故が発生、ながらスマホが問題視されその後アップデートで一定速度以上では遊べなくなったのは記憶に新しいですよね。

そんな「ながらスマホ」ですが、海外にて運転中のスマホ操作で死亡した事故の原因はAppleが努力を怠ったためとする裁判があったのでご紹介します。

なんとも海外らしい裁判なのですが、一体どういうことなのでしょうか?

運転中の注意散漫運転を防止する法的義務をメーカーに問う裁判

Ars Technicaの記事によると、この話はアメリカ、カフォルニア州でのこと。

ミネソタ州立大学にかよう20歳の大学生デイビッド・リッグスさんは、スクーターを運転中にAppleのiPhoneで文字入力をしていたところ、交通事故を起こして死亡してしまいました。

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死亡した学生の家族はこれに対し「Appelは運転中に文字入力を防ぐ法的義務を持っている」と主張し、裁判を起こしたんです。

というのもAppleは「センサーにより運転であることを感知して、届いた通知をブロックする」などの機能に関する特許を2014年に取得しており、これを使用できたハズという訴え。

こういうことを言い出すとキリがない話になるのですが、肺がんで死亡したのは「たばこメーカーがニコチンのリスクに関する注意を怠ったせい」だとする裁判で2兆円の懲罰的賠償金の支払いが命じられた例もありますし、それと同じような考え方といえますね。

それでこの裁判どうなったかというと「原告が主張する一連の因果関係は、事故を引き起こす要因であると結論付けるには弱すぎる」という仮決定が下されることに。

さらに裁判官は「被告Appleは原告に注意を払う義務を負わない」としました。

普通の感覚だと運転中にiPhoneを触っているのは運転手の問題ですし、それにより起こりうる事故も当然利用者側の問題だ思いますよね。

しかしながらこの裁判もまだ仮決定ということで、今後どのような形で判決が下されるのかは分かりません。

そんななか奇しくもiOS11では「Do Not Disturb While Drivingモード」が追加され、これをオンにしておけば自動的に電話は留守電になりますし、

メッセージが来た場合には、いま運転中と自動返信することもできるようになるんですよね。

しかもつい通知を開こうとしても、ポップアップが表示されすぐには解除できないようになっている念の入れよう。

Ars Technicaによれば、2015年アメリカでの注意散漫運転に死亡者は3,477人とのこと。

社会問題として捉えメーカーとしては対策を入れつつも、こういう裁判に対する対応という意味合いもこの新機能にはあるのかもしれませんね。

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