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結局ARって何?WWDCで発表されたARKitを使ったサンプル動画が公開される

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こんにちわ、Hikaru Sanoです。

WWDC2017で発表されたiOSの新しい機能「ARKit」、iPhoneでARが楽しめるようになるとの事ですが、実際どのようなものか想像しにくいですよね?

「ARKit」の発表を受けてとある会社が早速サンプルを作成していたので、ご紹介させていただきます。

思った以上に安定していた

ワシントン州シアトルのバーチャル・リアリティを専門に扱う企業「8ninths」のスタッフは、WWDC2017で「ARKit」が発表されたとき大興奮したそうです。

その興奮具合は「今すぐ仕事を放って試してみたい」ほどだったそうで、さっそくサンプルを作る事にしました。

そのサンプルとは「仮想バーナーで現実の壁をくり抜いて別世界の入り口を作る」アプリで、上記動画では実際にどのように体験できるかがまとめられています。

今までのARとは主に「現実世界にある目印をカメラアプリで認識して拡張」するもので、以前ご紹介したカップ麺にスマホをかざすとキャラクターが出るARみたいのが正にそれです。

しかし今回の動画では、壁(シャッター)を立体認識しているものの目印のようなものは特に設置されていません。

また仮想バーナーも壁との距離によって当たったり当たらなかったりしているようで、目印も無しに対象との距離感を把握し、アプリの動作を制御できているのが見て取れます。

サンプルではアプリ内表示で壁に点線が表示され、その通りにバーナーを当てるとくり抜かれた部分が扉の様に開き、その奥にはチープであるものの仮想空間が表示されていました。

この仮想空間も1枚絵のようなものではなく奥行きのあるもので、カメラの位置や角度によって見え方が異なり、壁との位置関係などを確認しつつアプリ側で立体処理している事がわかります。

このサンプルを作った8ninthsチームもこの精度には大変驚いたようで、カメラを動かしてもオブジェクトがズレたり、あるいは表示が途切れたりしない事を非常に高く評価している模様。

簡易なサンプルアプリではあったのですが、8ninthsチームは「ARKit」のトラッキングやオブジェクト描写の安定感で得た感動を伝える為に、Youtubeでの共有に踏み切ったそうです。

まとめ

いかがでしたか?

現実世界に仮想世界のものを重ねる(AR)というのは以前から試みられてきたのですが、ツールとしてここまで安定したもののリリースは、開発者にとって好奇心をくすぐられるもののようです。

今後どのように展開されるかはわかりませんが、ゲームやなんかでリリースされるのが待ち遠しいですね。

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