【ショック】iOS 11の新機能「iMessageでの個人間送金」は日本では使えない?

投稿日:

by yumi

こんにちは、yumiです。

iOS 11にはさまざまな新機能が搭載されますが、そのうちの1つ「iMessageでの個人間送金」に期待を寄せている方も多いのではないでしょうか?

スマホで簡単に金銭のやり取りができるのは今の時代にピッタリな機能ですが、どうやら日本では使えない可能性が高いようなんです。

一体どういうことなのか、詳しくご紹介します!

そもそも「iMessageでの個人間送金」とは?

日本でも少〜しずつ浸透してきているスマホ上でのお金のやり取り(個人間送金)。

お金を渡したい相手と金額を選ぶだけでOKということで、飲み会代の請求に、子どもへの仕送りに、わざわざ銀行口座へ振り込んだり手渡しで渡す必要がないのは単純に言って楽ですよね。

アメリカではそもそもクレジットカード(デビットカード)文化が浸透しているためか、日本よりも格段にスマホでの個人間送金は当たり前になっているよう。

以前もご紹介しましたが、アプリに銀行口座やクレジットカードなどを連携させるだけでモバイル上でお金を送ったり受け取ったりできる『Venmo(ベンモー)』というサービスが若者を中心に大人気となっており、その総取引額は月間で10億ドル(約1,115億円)以上なのだとか。

そしてAppleも、iOS 11にこのVenmoのような機能をiMessageに搭載することを発表しました。

詳しい説明はないのですが、現時点で判明している仕組みでは「Apple Pay Cash」というアカウントを作ると、Apple Payに登録したクレジットカード(もしくはデビットカード)を介して現金を送ったり受け取ったりできる…という機能のよう。

  1. Apple Pay Cashのアカウントを作成
  2. Apple Pay CashにApple Payに登録してあるクレジットカード等からチャージ
  3. チャージしたApple Pay CashからiMessageを通して送金が可能

ってことですね。

日本ではiPhoneユーザーが多いですし、使う場面が増えそうで楽しみ!と言いたいところなのですが、どうやら日本でのサービス開始は難しいかもしれません。

一体なにが問題となっているのかご紹介します。

立ちはだかる法律の壁

現在日本でスマホ上でお金のやり取りができるサービスというと、主に以下の4つが挙げられます。

  • Yahoo!ウォレット
  • LINE Pay
  • paymo
  • Kyash

しかしこの4つは似ているようでまったく異なる性質を持っており…。まず業者としての事業形態が

  • Yahoo!ウォレット:資金移動業
  • LINE Pay:資金移動業
  • paymo:収納代行業
  • Kyash:前払式支払手段

とバラバラなんです(Yahoo!ウォレットとLINE Payは同じですが)。

そしてそれぞれの特徴はというと、まずは資金移動業者の「Yahoo!ウォレット」と「LINE Pay」が以下。

  • 私たちがイメージする個人間送金が可能
  • ユーザーは、お金を送る側も受け取る側も本人確認が必須

例えばLINE Payの場合は運転免許証などの身分証明書をネット上でLINEに送信し、簡易書留による住所確認が必要となっており…自由な個人間送金はできるものの、非常に手間と時間がかかります。

※三井住友銀行かみずほ銀行のネットバンキングが利用できれば、郵送による住所確認はないそうです(参考:LINEの仕組み

その手間と時間を省くためか、Kyashは資金移動業ではなく「前払式支払手段発行業者」としてサービスを展開。こちらの特徴は以下。

  • 本人確認は不要
  • 受け取ったお金は現金化できない

本人確認の手間と時間を省いた結果、現金化が不可能に(受け取ったお金はVISAのバーチャルカードあるいはモバイルSuicaとして利用可能)。

そしてpaymoは「収納代行業」としてサービスを展開しており、その特徴は以下。

  • 本人確認は不要
  • 送金にはレシートが必須

こちらも本人確認を省いた結果、送金するにはレシートが必須に。というのもこの「収納代行業」はコンビニなどで光熱費を払う仕組みと同じなんですね。

「ユーザーが払うべき光熱費を、コンビニが代わりに払ってくれる」だけなので、同じ仕組みのpaymoは金額が示された証拠(レシート)が必須というわけです。

各サービスの特徴まとめ

さて、ここまで個人間送金サービスの特徴について見てきましたが、まとめると…

という感じに。どのサービスも一長一短なのが分かりますね…。

結論

おそらくAppleが搭載する「iMessageによる個人間送金」は、Yahoo!ウォレットやLINE Payと同様のものになると考えられますが、それにはAppleが「資金移動業」として認可を受け、さらには各ユーザーの本人確認が必須となります。

これはAppleにとってはかなり大きな壁となることは間違いありません。

Appleから簡易書留で本人確認の書類が届くとは考えにくいですよね…(;´Д`)

本人確認がネット上だけで完結する、となれば使い勝手も向上すると思うのですが、そうなると法律を変える必要があるのでこちらも難しいでしょう。

こうした点を考えると、iOS 11がリリースした時点で日本で「iMessageでの個人間送金」が使える可能性はかなり低いと言えそうです…。

iPhoneをチェックする

 au民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

参考:CNET Japan

人気記事

ランキングの続きを見る


関連記事