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Appleはつまらない会社?元Apple社員が語るAppleの過去と現在

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こんにちわ、Hikaru Sanoです。

iPhone、iOSの成功以来加速度的に利益を伸ばし続けたAppleですが、15年ぶりに減益減収を出し伸び悩み感が出ていますね。

そういったお金の動きに直接関係あるかは判断できませんが、元Appleのエンジニアがとある告白をしているんです。

過去のAppleと今のApple

スティーブ・ジョブズ氏がまだApple在籍中にエンジニアとして雇われたボブ・バロウ氏は、当時のAppleを「西部の開拓時代のようだった」と語っています。

組織的な役割や責任を明確にしたサラリーマンのそれではなく、とにかくプロジェクトを進行する為に役割や肩書きに囚われず、可能な限りどんな問題にも誰もが取り組んでいたとの事。

少人数で発企するベンチャー企業的な動きに近く、バロウ氏は「野性的だったが、自分の成した事が製品に最大限の影響を与えるので、非常にやりがいのある仕事だった」と話しています。

そして彼は今のAppleを「(以前と比べ)動き方がはっきりと明確に変わった」と説明。

どう変わったのかについて彼は、Apple以前に自分が働いていたヒューレット・パッカードの子会社、「Palm」に近いと話しています。

具体的には「チームが非常に階層的、組織的であり、1人1人が明確な役割や責任を負い、問題解決のために他チームの人に相談に行っても”私の仕事ではない”と言われる」ような会社です。

企業組織的には圧倒的に正しい構造で、1人1人が明確な役割や責任を負っている以上「私の仕事ではない」とキッパリ断るのは何も問題がない事です。

しかし多くの「イノベーション」を起こしてきたかつての「野生的」なAppleが、上記のような「組織的」な企業になってしまった事については、現在の新製品たちを見るに残念としか言いようがありません

この「組織的」なAppleを構築したのは現CEOのティム・クック氏であるのは明白です。

しかし彼はAppleを「組織的」な企業にする事で、就任前の2011年収益1,082億ドル(約12兆4千億円)を2016年に2,157億ドル(約24兆7千億円)まで伸ばす事に成功しました(15年ぶりに減益減収しましたが)。

最近は大きな「イノベーション」もなくApple Watchなども成功とはいえず、収益という企業的な目標を達成してはいるものの…。以前のような期待に満ちた新製品発表会が見られる日は、いつかやってくるのでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

この話をしたボブ・バロウ氏は現在、「Birt It」という3Dプリント会社を設立して頑張っているそうです。

ジョブスは生前「原動力は製品であって、利益じゃない」と語っていましたが、今は真逆の状態になってしまっている気がしなくもありませんね。

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