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テレビCMより80%も効果的?YouTubeのユーザー層や利用時間を調べてみた

小技

先日Googleが「テレビCMよりもYouTube広告の方が80%も効果的」というレポートを発表しました。

確かに最近では「テレビよりもスマホで動画を見ている」という人も増えてきているとは思いますが…実際のところYouTubeのユーザー層や利用時間ってどれほどのものなのでしょうか?

テレビCMよりもYouTube広告?

Google幹部のMatt Brittin氏は「YouTube広告はテレビCMより80%も効果的」というレポートを発表しました。

このレポートは8カ国計56事例を元に分析されたそうで「広告主は、現状の6倍の予算をYouTubeに割くべき」という驚きの結論を出しています。

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これを受けイギリス最大の民間放送局ITVやChannel 4などを顧客に持つテレビCMマーケティング企業の「Thinkbox」のディレクターMatt Hill氏は、「テレビCMの真の価値は、”投資に対するリターン”だけではない。しかしその面でも最高レベルの費用対効果を得られる」「テレビは他の何よりもブランド力を高め、利益を生み出す」と反論。

Photo credit: William Hook via VisualHunt / CC BY-SA

Googleのレポートはどのようにして結論付けられたのかは明らかになっていませんが、確かにスマホが普及してからというもの、「テレビよりスマホ」というユーザーは増えてきているように感じますよね。

2015年に電通が4,900人(全国の男女15〜79歳)を対象に「動画視聴に関するWEB調査」を行ったところ、

  • 回答者の86.0%が月1回はインターネット動画を視聴している
  • 男性10代の47.4%、男性20代の39.4%が「ほぼ毎日視聴する」ヘビー視聴者
  • 男女ともに10代、20代の1日当たりの視聴時間は平均1時間以上

という実態が明らかになったそう。

さらに同じく2015年にニールセンが全国4,000人を対象に「スマホのYouTubeアプリ利用時間帯」を調査したところ、19時半〜22時といういわゆる”ゴールデンタイム”に視聴しているユーザーが多いとの結果に。

若年層ほど「いままでテレビを見ていたはずの時間をYouTubeに使っている」という傾向がかなり顕著にあらわれているのが分かります。

ちなみにテレビCMの費用に関して調べてみたところ、広告代理店ムサシノ広告社によると「CM放映料金の目安としては、東京キー局で15秒のCMを1回流すにつき40~80万円(視聴率や時間帯にも左右されます)が必要」とのこと。

一方YouTube広告は1日の予算を自分で決めることができ、例えば1日100ドル(約10,970円)の場合、約2,000回視聴されるそうです。

さらに広告を見て欲しいユーザーを年齢や性別、地域などさまざまな方法で設定することが可能となっており、不特定多数が視聴しターゲットも絞れない、さらに高額な費用がかかるテレビCMよりもYouTubeの方がいいような…?と思ってしまいます(苦笑)

とは言え、現在のYouTube利用者は先程も言った通り10代20代が多く、例えば高額な車の広告をYouTubeを流しても、果たして費用対効果は得られるのか微妙なところではありますよね。

現時点で「テレビCMよりYouTube広告の方が効果的!」と言い切るのは時期尚早かとは思いますが、今の10代20代に資本力がついてくる10年後20年後には…もしかしたらYouTubeの方が広告が高い!なんてことになっているのかも?

みなさんはテレビとYouTube、どちらの視聴時間が長いですか?

LINEMOLINEMO
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