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最終形態は4個セットでホームシアター!?HomePodの新用途が特許で判明

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未だ日本では発売されないHomePod、アジアでは中国と香港で1月18日に発売されました。

このHomePodについて新たな特許が出願されたのですが、どうやらAppleはHomePodをただのスマートスピーカーで終わらせる気はないようです。

AppleがHomePodで実現したい役割

Appleは先日、デンマークでHomePodに関する新たな特許を出願しました。

この特許に含まれる大きな機能は下記の3つ。

  1. 4スピーカー設定
  2. プレゼンス機能
  3. Apple TV HomePodハブ

字面だけ見てもよくわからないので、1つずつ特許イメージとともに見てみましょう。

4スピーカー設定

1つめの特許である「4スピーカー設定」とは、なんとHomePodを4つセットで使用するホームシアター機能。

ホームシアターといえば、4+1個または5+1個のスピーカーを前後左右に振り分け、音をより立体的で臨場感のあるサウンドにするのが特徴ですね。

そのスピーカーの役割を、HomePodで再現する技術が今回の特許の1つ。

下記の特許イメージではソファに座る男性を中心に4つのHpmePodが配置され、iPhoneなどでコントロールできる事が示唆されています。

Appleは以前から映画やドラマなどの映像コンテンツ分野に力を注いでおり、その完成形としてホームシアターも提供しようとしているのでしょう。

プレゼンス機能

「プレゼンス(Presence)」とは「存在」や「配置」といった意味のある単語なのですが、AppleがHomePodに新たに加えようとしているこの機能は「誰がどこにいるのか把握する」というもの。

おそらくiPhoneやApple Watchを持っている人の位置をHomePodが常時把握する、という機能です。

なんだか監視機能のようで怖いのですね…。

冗談はさておきこの機能の真価は、「プレゼンス機能」に付随する「家庭内メッセージング」と「ディナーパーティー」で発揮されます。

「家庭内メッセージング」とは、例えばHomePodにAさんが「Bさんに夕食の時間だと伝えて」と言うと、Bさんの最寄りにあるHomePodが「夕食の時間です」と音声アナウンスを再生。

いちいちiPhoneでチャットアプリを使わなくても、HomePodに話しかけるだけでインターホンのような役割をしてくれるワケです。

もう1つの「ディナーパーティー」とは、HomePodの近くにいるiPhoneユーザーのプレイリストなどを自動で読み込み、集まったメンバー好きな音楽を使ったプレイリストを自動作成・自動再生してくれるというもの。

ホームパーティなどでBGMをいちいちチョイスしなくても、集まったメンバーの好きな音楽が自動で流れるというのは、なかなか粋な機能なのではないでしょうか?

Apple TV HomePodハブ

最後の機能は上記のような複数台のHomePodを1つのApple TVで制御するという機能で、離れた場所にあるHomePodも手早く簡単に設定・状況確認・各種カスタマイズできるというもの。

ホームシアターや各部屋に置いたHomePodをそれぞれ個別に設定したりするのは手間でしょうが、Apple TVで集中して管理できるというのは、上記2つの機能を提供する上で欠かせない機能になると思われます。

…ここまで見てきてわかる通り、どうやらAppleさんは一家に1台HomePodではなく、一家に1台Apple TV+複数のHomePodという、なかなか強気なマーケティングを展開しようとしているようです。

まとめ

これらの特許が実装されれば間違いなく既存のスマートスピーカーとは一線を画す存在になるのは間違いないのですが、その単価が他のスマートスピーカーよりかなり高価なのがどうにも問題になりそうですね。

これから販路が増えて価格が安くなっていくのかも知れませんが、Appleさん的にはiPhone XSの価格なども考えて、今後はお金持ちをダーゲットにしていくつもりなのかも知れません。

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