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Appleと有名メディアが衝突!?「iPhone X生産スピードの為にFace IDの精度を犠牲」の真相とは?

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Patently Apple

世界185箇所に拠点を持ち様々な情報を発信するBloomberg、過去にも様々なAppleに関する情報を発信していたのですが、この度Appleから真っ向否定される記事をリリースし世界中で話題になっています。

問題の記事は「iPhone X生産スピードの為にFace IDの精度を犠牲」としているのですが、真相はどうなっているのでしょうか?

情報源不明のフェイクニュース

Bloombergは先日、「Inside Apple’s Struggle to Get the iPhone X to Market on Time」という記事をリリースし、「AppleはiPhone Xを発売日に間に合わせる為にFace IDの精度を落とした」と情報を発信しました。

記事によれば「Face IDのプロセスを知るApple社外の人間」が情報提供したそうで、「精度を落とした結果テストに必要な時間が減って生産性が向上した」との事。

これが事実なら、Appleはスペシャルイベントで説明したFace IDの堅牢さについて嘘を発表した事になり、なによりユーザに内緒で品質を下げるというとんでもない行為に及んだ事に。

当然そんな事実は無いようで、Appleはすぐさま異例の名指しプレスリリースを発表、「(前略)AppleがFace IDの精度仕様を下げたというBloombergの主張は完全に間違っており、Face IDが顔認証の新しいゴールドスタンダードになると期待している」としました。

Bloombergと言えば経済や金融に関わる情報の配信を行うアメリカの大手情報サービスで、Webニュース以外にもテレビやラジオなどでの情報配信も行なっており、その影響力は絶大です。

過去にも「ニンテンドー3DSが(2010年)10月28日に1万8千円で発売」と報道し任天堂が即座に否定(実際は翌年2月26日に2万5千円で発売)、株価が乱高下し証券取引等監視委員会が調査に乗り出すほどの事態を生み出した事もあります。

Bloombergの発信したこの情報は当然他のメディアで様々に発信されたワケですが、現在はAppleのプレスリリースを受けて訂正や削除を行なっている模様。

情報源は「Face IDのプロセスを知るApple社外の人間」だったそうですが、なぜBloombergは情報の精査をせず、または「噂」に留めず確定情報としてリリースしてしまったのでしょうか?

まとめ

このタイミングでの「Face IDの精度を落とした」というニュースは、Appleにとって最悪のニュースであり予約数や販売台数に大きく影響し兼ねません。

情報源とされる「Face IDのプロセスを知るApple社外の人間」が、Appleのライバル企業の人間に感じてしまうのは筆者の考えすぎでしょうか?

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