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表面化しにくい「LINEいじめ」もこれで解決?匿名いじめ報告アプリ『STOP!T』を教育委員会が採用

アプリ
STOP!T

こんにちわ、Hikaru Sanoです。

時に死亡者も出すいじめ問題、被害者が報復を恐れて言い出せなかったり学校関係者によって隠蔽されたりなど、問題そのものが表面化せず深刻化する事例が後を絶ちませんね。

以前より千葉県柏市ではいじめ撲滅の動きが活発なのですが、この度「匿名いじめ報告アプリ」の利用を展開している事が明らかになりました。

表面化しにくい「LINEいじめ」なども発見しやすくなるのではと期待されているようですが、一体どのようなアプリなのでしょうか?

匿名でいじめを表面化する『STOP!T』

千葉県柏市教育委員会は今年5月から、市立中学校全20校すべての生徒に『STOPit』というアプリの利用を呼びかけています。

このアプリは「学校」といった組織単位で利用できるもので、管理者(今回の場合は柏市教育委員会)に匿名でいじめ報告、証拠(写真やスクリーンショット)を提出できるというもの。

アプリの利用開始には柏市教育委員会が生徒に配布している固有のコードが必要で、このコードを入力することで生徒は無料でアプリを利用できるようになります。

いじめを受けた、あるいはいじめを見た生徒はその旨と証拠を柏市教育委員会に匿名で送信でき、送られてきた情報を元に柏市教育委員会がいじめの実態調査ならび解決への働きかけができるというワケですね。

また匿名のままチャットのように詳しいやりとりも行う事ができ、詳しい情報提供や相談といった事もできるようになっています。

『STOP!T』は2014年からアメリカで運用されており、非常に多くの学校で「生徒がいじめを報告しやすい環境作り」と「お互いに監視し合うような状態を作りいじめを抑止」する事に成功しているそうです。

柏市教育委員会の報告によれば2016年度の市立小中学校でのいじめ認知件数は3,030件、この内93%は解消できたそうですが、さらなるいじめ問題撲滅のために『STOP!T』の運用を決定したとの事。

最近特に問題になっている「LINEいじめ」のようなより表面化しにくいいじめにも、スクショを証拠として切り込む事ができ多くのサイバーいじめ解決にも期待が集まっています。

ちなみにスマホアプリだけではなくWebからも利用できるようになっているので、小学校低学年などの小さいお子さんは両親に報告をお願いする事も可能になっています。

まとめ

いかがでしたか?

時代に合わせてどんどん多様化しているいじめ問題、こういったアプリの運用で少しでも多くの子供達が救える事が各方面で望まれています。

日本では他に東京・大阪・奈良の私立小中学校3校が導入しているそうですが、ぜひ全国的に展開して欲しいところではあります。

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