全iPhoneの防水性能を比較してみたよ!11ProからApple Watchまで

iPhone7以降のiPhoneには防水性能が追加されました。
しかしながら、iPhoneの防水性能は全て同じ…ではないんです!
今回は歴代iPhoneの防水性能について解説いたします。
※iPhone 11から順に紹介しますが、気になるiPhoneがあれば下記の目次から各iPhoneに飛んでも問題ないですよ。
目次
iPhone 11(Pro)とXSの防水性能
iPhone11、iPhone11 Pro、iPhone11 Pro Max、iPhone XS、iPhone XS Maxの防塵防水性能はIP68です。
小難しい説明を抜きにすると、防塵、防水において規格上最強だと考えてもらってOKです。
IP68というのは右側の赤い数字が防水性能を意味しているので、防水性能だけを伝える場合はIPX8というのが正しい表現になります。
そのIPX8というのは防水規格の中で事実上最高の数字となります。
具体的には下記のような条件でも問題無く動作することを指しています。
- 潜水状態での使用に対して保護する
- IPX7より厳しい条件下で外郭を継続的に水中に沈めたとき、有害な影響を生じる量の水の浸入があってはならない。
AppleはiPhone XS(MAX)の防水性能について「水深2メートルで最大30分間の耐水」と紹介しています。
Apple社内では水以外にも塩水、塩素処理された水、オレンジジュース、茶、ワイン、そしてビールでも耐水性能を試す実験したようです。

ビールにiPhoneを漬け込んだところ
実際にiPhone XSをビールに5時間浸けた実験でもiPhoneXSは一切故障しませんでした。
iPhone XSをビールに漬け込んだ動画があるので、気になる方はコチラをご覧ください。
→iPhone XSの防水機能が進化 深さ2mのビールに数時間漬けた結果…
iPhone11Pro/Maxの防水性能はさらに向上
iPhone XS等はIP68等級で「最大水深2メートルで最大30分間」という表記になっていました。
これはiPhone 11も同様です。
しかしiPhone 11ProやiPhone11 Pro MaxもIP68で変わりませんがパワーアップしています。
「最大水深4メートルで最大30分間」と防水性能が上がっています。
つまりもっと深い場所でも大丈夫という訳ですね。
→iPhone11/11Pro/11 Pro Maxの値段とスペックを比較してみたぞ
iPhone XR、iPhone Xの防水性能
iPhone XR、iPhone Xの防塵、防水性能はIP67です。
つまり防塵においては最強です。
防水性能は「一時的に水に浸ける」ぐらいならOKと覚えてください。
防水性能で言うと、このIPX7は防水規格の中で2番目に良い数字になります。
具体的には下記のような条件でも問題無く動作することを指しています。
- 水に浸して影響がないように保護する。
- 規定の圧力および時間で外郭を一時的に水中に沈めたとき、有害な影響を生じる量の水の浸入があってはならない。
つまり防水性能についてはかなり期待ができます。
ただしiPhone Xユーザーの方は一つ注意が必要です。
一部のiPhone Xはこちらの画像のように隙間があるものがあるようです。
隙間があると、もちろんiPhoneは水に漬けると壊れてしまいます。しかも水で故障した場合はAppleの保証の範囲外となります。
iPhone Xに隙間がある場合はApple Storeで交換してもらえる例もありますので是非一度確認してみてください。
→【今すぐ確認】耐水性に問題あり?iPhone Xに「隙間がある」との報告が…
iPhone 7(Plus)、iPhone8(Plus)の防水性能
iPhone7、iPhone7Plus、iPhone8、iPhone8Plusの防塵、防水性能はIP67です。
この数字はiPhone XRと同等です。
Appleはこの防水性について「水深1メートルで最大30分間の耐水」でも問題ないと表現しています。
iPhone XS等には防水性能では叶いませんが、iPhone7〜iPhone8 Plusでも日常生活の防水においてはほとんど支障がないハズです。
そしてこの数字は防水規格の中で2番目に良い数字になります。
具体的には下記のような条件でも問題無く動作することを指しています。
- 水に浸して影響がないように保護する。
- 規定の圧力および時間で外郭を一時的に水中に沈めたとき、有害な影響を生じる量の水の浸入があってはならない。
iPhone 6s(Plus)の防水性能
AppleはiPhone6s、iPhone6s Plusの防水性能について公式には防水性能があると発表してはいません。
少なくともiPhone7〜iPhone 8Plusほどの防水性能は期待できないでしょう。
しかしお湯や水に30分浸けても大丈夫だったと言う実験結果が多数報告されています。
→iPhone 6sは防水仕様!?水やお湯につけても問題なく使えるという実験動画が続々公開
そのため、断言はできないもののIPX6程度はある可能性があります。
IPX6とは下記のような防水性能のことを指しています。
- 暴噴流(powerfull jet)に対して保護する。
- あらゆる方向からのノズルによる強力なジェット噴流水によっても有害な影響を及ぼしてはならない。
※iPhone6s、iPhone6s Plusでは防水性能を試すことはおすすめしません。あくまで参考程度の情報ということで。
iPhone6以前のiPhone
残念ながら防水機能があるのはiPhone6sまでです。(6sも微妙ですが…)
と言う訳で、iPhone6以前のiPhoneは完全に防水性能はゼロだと思って良いです。
ただし10秒までなら大丈夫、という実験結果もあるようです。
でも、絶対に試しちゃダメですよ!
→10秒までは大丈夫かも!?iPhone6/6plusの防水性は高いらしいとの実験結果
Apple Watchの防水性能
最後にApple Watchの防水性能について説明します。
Apple Watch第1世代
Apple Watch第1世代はIPX7です。これはiPhone7〜iPhone XR等と同等の防水性能があることを意味しています。
→「IPX7」のIPXって何?防水規格について詳しく解説するぞ
一方、防塵については特に記述されていない為、防塵についてはあまり期待しない方がよいでしょう。
Apple Watch Series 2からSeries 4
Apple Watch Series 2からSeries 4までのApple Watchは防水性能の規格が変わり、Appleは「水深 50 m の耐水性能があります。」と防水性能の表現をしています。
では50mまで潜っても大丈夫…かと思いきやそうではありません。
実はせいぜい「水仕事や水上スポーツ(水泳・ヨット・釣りなど)に耐えられるレベル」となっています。
となると、Apple Watch第1世代と同じなのかもしれませんね。
「じゃぁ50m防水って何だったんだ!!!」と疑問をお持ちの方はコチラをご覧ください。
→「50m防水」は50m潜れる訳じゃない!?意外と知らない防水性能の表示アレコレ
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