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Google等から1,500億円以上の資金を調達した「究極のMRデバイス」が2018年にリリース

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Magic Leap

VRやAR、MRといった仮想現実の技術がいずれ我々の生活に浸透するレベルになるといった話を聞きますが、未だその兆しは見えてきませんね。

そんな中、当分出てこないと思われていた夢のMRデバイス「Magic Leap One」がついにリリースするようです。

まるでSF映画のワンシーン

2014年後半からフロリダのMagic Leap社は、GoogleやQualcomといった企業7社からおよそ13億3550万ドル(約1,514億円)もの資金を集め注目を浴びたスタートアップ企業

当初は一般にその事業内容が伏せられていたのですが、徐々にこの資金で開発されているのが「MRデバイス」である事が明らかになっていき、この度2018年にリリースされる事が告知されました。

その「MRデバイス」は「Magic Leap One」と名付けられ、ゴーグル・小型PC・コントローラーが1セットになった比較的小型なデバイス。

ゴーグル「Lightwear」は環境マッピング(自分の周りの環境を3Dマップとして認識)・精密追跡(現実の映像に仮想空間を瞬時に重ねる)・空間音響を搭載し、まるでSF映画のホログラムPCの様な世界を体験させてくれます

こぶし大の小型PC「Lightpack」はMRの処理などを担うパーツで腰などに装着、ワイヤレスコントローラー「Control」はスマホの様な指での操作を可能にし、iPhone 7から採用されたTaptic Engineのように押した感覚などを指へ伝えるとの事。

実際に利用しているシーンのプロモーション動画があるのですが、それは本当にSF映画のホログラムPCを彷彿とさせる様な挙動になっています。

仮想表示は環境マッピングによって空間を正確に把握し、壁や床はもちろん家具などの位置や形状も把握して、仮想表示が現実から乖離しないように制御される模様。

その例として、部屋の中を仮想キャラクター(動画ではスターウォーズのキャラクター)が歩き回ったり壁や家具などを認識したりする様子がプロモーション動画で紹介されています。

この環境マッピング機能はこういったエンターテイメントの他に、例えばネットショッピングで気になる商品を実際に手にとってるかのように表示させたり、あるいは机の上に置いてサイズ感を確認したりといった事も可能に。

ブラウザの表示サイズや位置なども自由自在で、まるで自分のいる空間360°丸ごとディスプレイのようにする事もできるそうです。

残念ながらまだクリエイター向けのリリースなので小売価格や実際の発売日などは公開されていませんが、今までにリリースされてきたVRやARデバイスとは一線を画すデバイスなのは間違いありません。

きっと数十万円くらいが最低価格なんでしょうが、未来ではこういったタイプのPCが当たり前になっているのかも知れませんね。

まとめ

ちなみにプロモーション動画はいずれも合成などで作った映像ではなく、実際の挙動をキャプチャーしたものだそうで、動画で見た通りの挙動をするようです。

Appleも以前からARグラスの開発が囁かれていますが、この「Magic Leap One」のような素晴らしいデバイスだと嬉しいですね。

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