iPhone本体価格、最大で1万円の値上げ!?もしもiPhoneがメイドインUSAになったら…

投稿日:

by kimi

Photo credit: jnn1776 via Remodel / CC BY-SA

こんにちはkimiです。

すべてのiPhoneは、シャープを買収したことで知られるフォックスコンがほとんどを中国で製造しています。

もちろんこれはコスト削減の目的がありますが、次期大統領候補のドナルド・トランプ氏とバーニー・サンダース氏はアメリカの雇用改善につなげようと、Appleに製品を米国内で製造することを求めています。

もしもそれが実現したら…私たちにどういった影響が出てくるのでしょうか?

iPhoneは約4千円の値上げ!?

iPhoneは人件費を安く抑えるため大部分は中国で製造されていますが、もしアメリカ国内で製造するようにすればアメリカの雇用創出につながるはず。

実際に現在話題になっているドナルド・トランプ氏とバーニー・サンダース氏の両氏は、Appleが中国でiPhoneを製造していることを問題視しています。

Photo credit: qthomasbower via Source / CC BY-SA

もしも実際にiPhoneがアメリカ国内で製造されるようになると、一体どのような影響があるのでしょうか?

MIT Technology Reviewが3つのシナリオを仮定して、それぞれが与える影響について考察しています。

1. アメリカで組立、パーツは各国から調達の場合

まず1つ目は「現在中国に6つ、ブラジルに1つあるAppleの工場で製造しているiPhoneを、アメリカで作る。ただしパーツは今まで通り世界各国で調達する場合」

Syracuse UniversityのJason Dedrick教授によると、もしアメリカで製造するとなると組み立てコストが30〜40ドルほど多くかかり、また輸送費も増加することから、最終的に「iPhone 6s Plusの本体価格は5%ほど高くなる」と予想しています(日本円にすると4,500円ほどの値上げ)。

Photo credit: Mr. Littlehand via Foter.com / CC BY

さらに160万人いるサプライヤーの従業員のうちiPhoneの組み立てに関わるのはそのわずかであり、トランプ氏やサンダース氏が言うほどの雇用におけるメリットはアメリカにないとのことですよ。

2. パーツも含めてアメリカで製造

2つ目は「パーツも含めてアメリカ国内で製造する場合」

ゴリラガラスやタッチパネル、チップなど、iPhoneのパーツは世界中の工場で作られています。

毎世代置きかわる数千万ドルクラスの設備と比べると、組み立てコストは微々たるものであり、またこれらの設備の多くは実はすでにアメリカ製だったりするそうです。

Photo credit: 1lenore via Small Kitchen / CC BY

さらに「(各パーツを)iPhoneのためだけに製造」となると、少量となるためコストが割高となり、iPhoneの本体価格は最大で100ドル(約1万円)値上げになるんだとかΣ(゚Д゚)

3. 原料からすべてをアメリカで製造

3つ目は「原料からすべてアメリカ国内で製造する場合」

これはなかなか非現実的なシナリオで、そもそもアルミの原料であるボーキサイトはアメリカで全く産出されていないそうです。

また、工業製品を製造するのに使われるレアアースは世界の供給の85%が中国由来のもの。

Photo credit: omarjordanf via StoolsFair / CC BY-SA

デジタルガジェットは鉱石から組み立てまでを一つの国で行うことができないようですね…。

iPhoneはアメリカの象徴とも言える製品ですが、それと同時にグローバル化が進む無限大社会だからこそ作り上げられる製品とも言えそうです。

Photo credit: Honou via Small Kitchen / CC BY

ということでサンダース氏やトランプ氏がどのシナリオを意図して発言しているのかはわかりませんが、3つのうちどれかが実現したとしても、

  • アメリカの雇用はそこまで創出できない
  • iPhoneの本体価格も高くなる

とメリットは皆無に感じますね…。

もしトランプ氏が大統領になったら、それでもiPhoneをアメリカで作らせるのか…iPhoneユーザーとしては注視しておきたいところです。

kimi
Photo credit: jnn1776 via Remodel / CC BY-SA

関連記事