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総務省「全小中高にWi-Fi完備すっぞ」

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こんにちは、yumiです。

実質ゼロ円を禁止したり2年縛りの是正を求めた結果、ユーザーにメリットのない料金プランが誕生したりなど、携帯電話に関しては迷走が続いている感のある総務省。

そんな総務省が、今回は「全小中高にWi-Fiを導入する」との方針を打ち出したそうです。多くの学校がスマホなどの持ち込みを禁止していますが、一体なんのためにWi-Fiを完備するのでしょうか…?

学校にWi-Fiが完備される?

日本経済新聞によると、総務省は2020年までに全国すべての小中高校にWi-Fiを導入する方針とのこと。2017年度〜2019年度までの3年間で計100億円を確保し、各学校がWi-Fi導入に必要なルーターなどの機器設置費用のうち、5割を補助するそうですよ。

しかし多くの学校ではスマホや携帯ゲーム機などの持ち込みを禁止していますが、一体なんのためなのでしょうか…?

その理由の1つは、教科書を1つのタブレット端末に入れる「デジタル教科書」の普及を目指すためだそう。

そもそもデジタル教科書とはタブレット等の端末を紙媒体の教科書代わりに利用するもので、すでに光村図書出版の「国語デジタル教科書」や東京書籍の中学英語教科書「vvv」などのデジタル教科書が発売されています。

デジタル教科書のメリットとしては、

  • 生徒がデジタル教科書に書き込んだ情報を先生が使う電子黒板に表示できるので、相互の情報を共有しながら授業が進められる
  • 教科書内の写真やグラフなどを拡大できたり、英単語の発音を音声で確認できるので、生徒の理解度を深められる

と言われています。

そしてこのデジタル教科書以外にもWi-Fi導入を目指す理由が。それは災害対策。 

災害が起きると、各学校に多くの被災者が避難することになります。災害時には携帯電話の基地局が故障する可能性もあり、現に4月の熊本地震では一時数百以上の基地局が停止し携帯電話が繋がりにくくなりました。

そんな時にもWi-Fiが完備されていれば、家族との安否確認や支援物資の情報を手に入れやすくなります。

こういった理由から総務省は国公立や私立を問わず、全国の小中高校にWi-Fiを導入することを決めたそう。しかし国から補助が出るのは設置費用の5割ですし、デジタル教科書については「端末代金は誰が負担するのか」との問題もあり、どこまでWi-Fi導入が進むのかまったくの未知数…。

個人情報流出の危険性や、デジタル教科書のみがWi-Fiへ繋げられるのか(スマホなどは繋がらないようにするのか)など気になる点も多くありますが、みなさんは学校へのWi-Fi完備、賛成ですか?反対ですか?


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