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世界初「iPhoneのみで撮影された映画」に使用されたiPhone 5sが博物館所蔵へ

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皆さんは世界で初めて全編iPhoneを使って作成された映画、「Tangerine」をご存知ですか?

特殊なレンズを使用したもののすべてiPhoneで撮影された映画という事で大変注目を集めたのですが、そのiPhoneがなんと博物館に所蔵される事になったんです。

一方は所蔵、もう一方は…

日本では今年1月に公開された「トランスジェンダー(自分の性別に違和感を感じている人)」を題材にした映画「Tangerine」、ストーリーはもちろんiPhoneで撮影を試みた事や小回りを生かした撮影技法などが高く評価されていました。

そもそも「iPhoneで映画を撮影したかった」ワケではなく、「予算がなさすぎてiPhoneで撮影するしかなかった」という背景があるのですが、それらが全て功を奏した形ですね。

2015年に撮影されたこの映画には全部で3台のiPhone 5sが利用され、iPhoneに映画撮影用の特殊レンズやアームなどを取り付けて撮影されたとの事。

そのiPhone 5sが今回、ロサンゼルスに建造中のアカデミー博物館に寄贈・所蔵される事となり、また話題になっているんです。

Apple製品が博物館に並ぶというのはそこまで多い話ではなく、例えば過去に販売され希少価値の高い「Apple Ⅱ」が展示されるといった話はあったのですが、まさか2013年に発売された比較的新しい製品が並ぶとはAppleも夢にも思わなかったでしょう。

これに関してアカデミー博物館の公式Twitterアカウントも公式声明を発表、「Tangerine」撮影秘話動画(英語)も公開されています。

博物館はまだ建造中なのでどのように展示公開されるのかは定かではありませんが、「世界で初めて映画全編を撮影したiPhone」として「Tangerine」のPVなんかと一緒に展示されるのかも知れませんね。

ちなみに残りのiPhoneについてなのですが、その内の1台は監督であるショーンベイカー氏が当時家賃を払えなくて困り果て、家賃を支払う為に売ってしまったそうです…。

まとめ

家賃を払えないくらい環境下でどうにか製作された「Tangerine」、3人の女性(生物学上は男2人と女1人)がクリスマス・イヴを舞台に展開されるコメディなので、興味のある方はレンタルして観てみるのも面白いかも知れません。

家賃のために売られてしまったiPhoneについては残念としか言いようがありませんが、これだけ映画が話題になったのですから、きっと監督も家賃が払えずに困るような生活からは脱したと思われます。

LINEMOLINEMO
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