今月見つかったChromeの脆弱性はSafariにも影響!セキュリティ会社が警告

7月1日、サイバーセキュリティ会社は、Googleに対しChromeの脆弱性とその悪用について通知しましたが、Chromeの脆弱性はSafariにも影響を及ぼしていることを、警告しています。
Chromeの脆弱性はSafariにも影響
SecurityWeekによると、サイバーセキュリティ会社のアバストはChromeに脆弱性があり、イスラエルのスパイウェア会社Candiruによって悪用されたことをGoogleに通知。
Candiruは、政府を顧客として監視ツールを提供しており、レバノンのジャーナリスト、トルコ、イエメン、パレスチナの標的に対して攻撃が開始されているのが確認されました。
Googleは7月4日に、CVE-2022-2294として追跡されているゼロデイ脆弱性にパッチを適用するChrome103のアップデートをリリースしたと発表。
SecurityWeekによると、CVE-2022-2294の影響を受けるWebRTCコンポーネントは、Microsoft Edgeなどの他のChromiumベースのブラウザにも存在し、AppleのSafariでも使用されています。
マイクロソフトは7月6日にEdgeのアップデートをリリースして脆弱性にパッチを適用し、Chromiumチームが実際のエクスプロイトに気付いたことを顧客に通知しました。
Appleは今週macOSMonterey12.5などでSafariの脆弱性にセキュリティパッチを提供しています。
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参考:SecurityWeek