iOS16開発者ベータ版をダウンロードしないようにジャーナリストが警告!バグ・不具合多いので一般ユーザーに対し

Appleは開発者向けのiOS16ベータ2をリリースしましたが、テクノロジージャーナリストが一般ユーザーに対しダウンロードしないように警告し、話題になっています。
iOS16開発者ベータ版を一般ユーザーはダウンロードしないようにジャーナリストが警告
iOS16開発者ベータ版を一般ユーザーはダウンロードしないように警告するのは、テクノロジージャーナリストのNelson Aguilar氏。
最初にAguilar氏はCNETの記事で、iOS16開発者ベータ版をダウンロードすると、ウィジェットを備えたロック画面の刷新やカスタマイズの改善 、メッセージ内のテキストの編集と送信解除、 保存 されたWi-Fiの表示などの新機能を早期に確認できるメリットをあげています。
iOS16は現在まだ開発初期の状態であるため、開発者ベータ版をダウンロードすることはアプリ開発者を除き、バグでアプリが使えなくなるなど、ほとんどの人にとって価値がないとAguilar氏は伝えています。
実際にTwitterユーザーの@ryoooojiさんも、不具合が発生してiOS16開発者ベータ版からiOS15.5へダウングレードしたそうです。
iOS16からiOS15.5にやっと戻せた、、、、ほんまにムカつく。携帯なのに電話の声が聞こえにくいものをベータ版でも出すな!
— Apple (@ryooooji) June 21, 2022
Aguilar氏は理由を3つあげています。
1つ目は、iOS16開発者ベータ版の利用には米国だと年間99ドル(日本では年間12800円)かかるので、7月にリリースされる無料のパブリックベータ版を利用したほうが良いこと。
2つ目の理由として、iOS16開発者ベータ版には多くのバグがあり、iPhone11 ProにダウンロードしたAguilar氏には、次のような問題が発生しているとのことです。
- 写真や動画が保存できないことが多発
- InstagramやTwitterなどのアプリのクラッシュ
- Safariで閉じたタブが何度閉じても再び表示され続ける
- AirDropの半分は失敗
3つ目の理由として、iOS16開発者ベータ版のアップグレード後に問題が発生し、完全に元通りにiOS15.5へダウングレードできない可能性があることをあげています。
iOS15.5のデータをバックアップしてなければ、ダウングレードすると工場出荷時の状態に戻すことになり、今まで保存していた連絡先やメールなどの情報が消えてしまいます。
Aguilar氏はiOS16開発者ベータ版をダウンロードする前に、iOS15.5のデータをバックアップし、自動バックアップで消さないように注意を呼び掛けています。