Zoom感情分析し相手を評価するAIツール開発中!就職活動や営業で不利に?人権団体が批判

Zoomが感情分析し相手を評価できるAIツールを開発中とのことです。
現在、米国の25以上の人権団体がZoomに対し、AIツールで感情分析する研究の中止を求めています。
Zoomが感情分析し相手を評価できるAIツールを開発中
TechTimesによると、先月Zoomは、ユーザーの顔をスキャンし会話速度などから感情を判断できる新しい人工知能(AI)テクノロジーを開発するとレポートされました。
Zoomは先月共有したブログ投稿で、「ZoomIQ」の概念を詳細に説明。
Zoom IQは、会話速度、忍耐力、魅力的な質問、感情分析などの指標を追跡します。
Zoomは、セールスを改善するために相手の感情を判断できるので、営業の人々にとって役立つだろうと伝えています。
開発の初期段階にあり、米国の人権団体から反発を受けています。
ACLUの副所長であるEsha Bhandari氏は、「不気味なテクノロジー」だと述べています。
Fight fortheFutureのCaitlin Seeley George氏は、「Zoomがこれらの計画を進めれば、この機能は特定の民族の人々や障害を持つ人々を差別」し、「利益のためにユーザーをマイニングし、企業がそれらを利用できるようにするだけでない」と伝えています。
George氏は、感情分析し相手を評価できるAIツールは、はるかに不吉で懲罰的な用途に用いることができると懸念しています。
Zoomは、指標と分析は情報提供の目的で提供されており、不正確な情報が含まれている場合があるとしており、結果は、雇用の決定または他の同等の決定に使用されることを意図したものではないと共有したブログで伝えています。
Zoomの感情分析し相手を評価できるAIツールは、相手に対し不利益な決定に利用される恐れもあり、人権団体からの批判は続きそうです。