Apple BOEのiPhone13用OLEDディスプレイパネルの生産を停止!iPhone14への影響は?

AppleのiPhone用のOLEDディスプレイパネルのサプライヤーは、現在3社です。
BOEは、昨年からiPhone13の6.1インチモデル用のOLEDパネルの供給を担当するメーカーの1つですが、2月以降、AppleのiPhone用のOLEDディスプレイパネルを製造していないとのことで、今後のiPhoneの製造に影響があるのか、話題になっています。
AppleがBOEのiPhone13用OLEDディスプレイパネルの生産を停止
サプライチェーンサイドの情報にくわしいThe Elecによると、BOEのiPhone13用OLEDディスプレイパネルの生産を停止している理由は2つあるとのことです。
1つ目の理由は、LXSemiconから調達するディスプレイドライブICの不足で充分な製造ができないということです。
もう一つの理由が、BOEが薄膜トランジスタの回路幅を拡大するなど、Appleから許可されていないOLEDパネルの設計変更を行ったためだとのことです。
iPhone 14 Leak and Survey – Only 1 model will have exclusive panel supply from Samsung Display, at least in 2022. The others will have 2-3 suppliers. Do you know which one?
— Ross Young (@DSCCRoss) April 14, 2022
BOEによる設計変更はAppleによって発見されたとThe Elecの情報筋は伝えています。
AppleはBOEによるiPhone13のディスプレイパネルの製造を停止していますが、SamsungDisplayとLGDisplayにOLEDパネルの単価を下げるよう圧力をかけるために、BOEをサプライヤーから外す可能性は低いとのことです。
先月のディスプレイアナリストのロス・ヤング氏などからのリーク情報で、iPhone14用のディスプレイパネルをBOE、Samsung、LGの3社で供給することが伝えられており、今後iPhone14の製造で影響が出る可能性があります。
9to5Macによると、BOEが2021年にiPhone用に1500万から1600万ユニットのOLEDパネルを供給したのに対し、今年は最大6000万ユニットを供給することを計画していたとのことで、実際に達成できるのか注目が集まっています。