Apple iOS16デフォルトでプライベートリレーをオン?専門家がプライバシー保護強化を予想

WWDC2021で発表された新しいiCloud+サブスクリプションサービスの一環として、AppleはiCloudプライベートリレーを立ち上げ、プライバシー保護を開始。
現在iOS15のプライベートリレーはベータ版ですが、WWDC2022で発表されるiOS16ではデフォルトでオンになるのではないかとレポートが出て、話題になっています。
Apple iOS16デフォルトでプライベートリレーをオン?
プライベートリレーとは、SafariでWebを閲覧する際にプライバシーを守るサービスで、Webトラフィックに含まれている情報 (DNSレコードやIPアドレスなど) をプロバイダーなどに漏らさないものです。
DIGIDAYによると、AppleはWWDC2022で発表されるiOS16でプライベートリレーをデフォルトでオンにし、プライバシー保護を強化するのではないかと専門家が予想しているとのことです。
Apple
モバイル分析測定会社Kochava社のCEOのCharles Manning氏は、「Appleは、顧客がプライベートリレーを愛していることを発表し、アプリ内動作の常時オン機能にするほどの成功を収めていると信じている」と伝えています。
現在、プライベートリレーは主にSafariトラフィックのiCloud+サブスクライバーだけのサービスです。
Safari以外の他のほとんどのアプリ内トラフィックやメールの特定の機能ではプライベートリレーによるプライバシー保護は機能していません。
9to5Macによると、このレポートで引用されている情報源が正しければ、Appleは他のアプリ内トラフィックの常時オン機能としてプライベートリレーを拡張できるとのことです。
実際のところはまだ不明ですが、9to5Macによると、Appleがプライバシー保護の更なる変更を計画していると言っても不思議ではなく、AppleがiOS16でアプリのフィンガープリントを完全に排除する可能性もあるという専門家もいるそうです。