AppleがiPhoneのサブスクリプションを導入する理由は?ジャーナリストが具体的な料金を試算

先月、Appleは、ハードウェア製品を購入する方法を大幅に変更することを計画しており、ユーザーが月額のアプリ料金を支払うのと同じようにiPhoneとiPadのハードウェアを購入できる、サブスクリプションを2022年後半から2023年に計画していると報じられました。
Appleのねらいについて、詳細な分析がジャーナリストからレポートされ、話題になっています。
AppleがiPhoneのサブスクリプションを導入する理由
Appleに関する記事で著名なブルームバーグのマーク・ガーマン氏が、最新のニュースレターでAppleがiPhoneのサブスクリプションを導入したい理由について解説。
AppleがiPhoneのサブスクリプションを導入したい理由は、ずばり収益を向上させるため。
平均的なiPhoneユーザーは、3年ごとにデバイスをアップグレードします。
Counterpoint Researchによると、iPhoneの平均販売価格は約825ドルで、Appleは3年ごとに典型的なiPhoneのユーザーから800ドル強を生み出しているということです。
AppleがiPhoneのサブスクリプションを開始することで、収益を800ドルから1,000ドルに押し上げ、使用済みiPhoneを再販できたら、Appleの利益は大幅に上昇します。
たとえば、iPhone13、iPhone13 Pro、iPhone13 ProMaxの開始価格(799ドル、999ドル、1,099ドル)を使用し、それぞれ月額35ドル、45ドル、50ドルでサブスクリプションを提供した場合のガーマン氏の試算です。
- iPhone 13(35 ドル/月):799ドルではなく3年間で1,260ドル
- iPhone 13 Pro( 45ドル /月):999ドルではなく3年間で1,620ドル
- iPhone 13 Pro Max( 50ドル /月):1,099ではなく3年間で1,800ドル
Appleは突然ユーザー1人あたりの収益を大幅に増やすことができ、これがAppleのねらいだというのがガーマン氏の推測です。
ユーザーのメリットは、新しいiPhoneのために何百ドルも前払いする必要がないことをあげています。