Appleの時価総額が2兆ドルの壁を突破、歴史的快挙へ

Appleの株式時価総額が2兆ドルを突破しました。
これはウォールストリートの歴史上初の快挙となりました。
Appleの時価総額が2兆ドル到達
現地時間の8月19日に、Appleは株式時価総額が2兆ドルに達しました。
これは、Appleの歴史上初の快挙となるのはもちろんのこと、アメリカの株式市場始まって以来初めての出来事で、歴史的な記録となりそうです。
同社の株価は前日から約1.3%上がり468.09ドルに達し、今回の歴史的な額を記録しました。
パンデミックでもApple株は上昇
新型コロナウイルスの影響で多くの企業が軒並み業績を落としている中、Appleは好調を維持していました。
第二四半期のiPhoneの売り上げも、前年比を大きく上回る記録になるなどコロナの影響を感じさせませんでした。
さらに、今年の10月頃には5G対応のiPhoneを発売するというのもほぼ確実であり、株価の高騰を牽引しています。
もしもiPhone12の売り上げが好調であれば、今後も株価の上昇が期待できます。
好調のApple株にも不安材料は
ただし、気になる点もあるようです。
Bloombergは今回の出来事を受けてAppleの株価の先行きについてアナリストへインタビューをしています。
アナリストはiPhone12が発売した後に、Appleの株価を伸ばす要因が不足することを懸念しています。
また、「2兆ドルの壁」とも言われるように、2兆ドルというのは一つの大きな抵抗ラインになっています。
そのため、この後Appleの株価が大きな揺り戻しにあう可能性もあります。
実際、昨年に同じく時価総額が2兆ドルを突破したサウジアラビアの石油会社は、その後株価が下落し現在は1.8兆ドルにとどまっています。
参考:Bloomberg