誰でもサクッと海外のツイートが楽しめるようになる?Twitterが自動翻訳機能のテスト開始

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by メカ村

今や著名人や有名企業も使用するツールとなったTwitter、比較的気軽に使用できる事もあって世界中で非常に多くの人々が使用するSNSとなっており、普段の何気ない一言から情報発信や広告に利用されたりなど幅広い使用用途で使用されていますね。

基本的にテキストSNSなのでその国や地域のツイートじゃないと楽しめない側面があったのですが、どうやらTwitterはこの言語の壁を取り払う試みを開始しているようです。

手動から自動へ

Twitterにはアカウント情報に国と言語の項目が設けられており、基本的にはこの設定にそった話題やニュースなどが表示されるようになっており、例えば日本在住の日本語設定でアメリカの英語トピックが表示されるような事はありません(日本語記事化してる場合を除く)。

これはユーザーが読めない言語で書かれたトピックが表示される事への不快感で離脱が発生する事を防いでおり、いわゆるユーザーエクスペリエンス最適化のための設定と言えるでしょう。

現状Twitterは使用言語と異なる言語のツイートを閲覧している場合、ツイートテキスト下部に「ツイートを翻訳」という翻訳機能を実装しており、そのツイートの内容を言語設定してある言葉に機械翻訳してくれる機能を実装しています。

それでも続くリプライなどはそのままでは翻訳できず、いちいちツイートの詳細までジャンプしないと「ツイートを翻訳」ができないのであまり使い勝手の良い機能ではなかったのですが、なんとこれが自動翻訳される可能性が出てきました。

Twitterのブラジル支社は本日未明、ブラジル在住のiOSとAndroid版アプリを使用しているユーザーに、新機能である自動翻訳機能を一部開放したと発表しました。

この機能はツイートに添付されている紹介動画を見る限り何の操作もなく自動で適応されるようで、ブログを確認してみると「ホームページにアクセスすると異なる言語で書かれたすべてのツイートが、ポルトガル語(ブラジル公用語)に翻訳されたものを見る事ができます」とあり、設定した言語に自動的に翻訳してくれる機能である事が確認できます。

翻訳されたツイートはタップすることで元の言語での表示に切り替える事ができるそうで、機械翻訳にありがちなニュアンスなどの齟齬が無いかを確認する事もできるそうです。

これがホームページのみに限ったものなのか、検索などで表示したツイートにも適用されるのかの詳細はありませんでしたが、テスト結果に応じて順次世界展開される事が明言されているので、日本語への対応もそう遠くない未来に実装されるでしょう。

まとめ

この自動翻訳による翻訳精度がどのレベルなのかは現時点では不明ですが、日本語しか読めないユーザーが気軽に他国で話題になっている物事にリアルタイムでアクセスできるようになるのは、Twitterの面白さをより広いものにするのでかなり期待できますね。

残念ながら世界展開の時期、ホームページ以外での利用などは明らかになっていませんが、Twitterがより開けたグローバルSNSになるのは1ユーザーとしてかなり好感が持てます。

参考:9TO5Mac

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