炎上や誹謗中傷軽減に繋がる?TwitterがiOSアプリ版で返信できる人を制限する新機能公開

投稿日:

by メカ村

2006年7月にリリースし今や世界を代表するSNSへと成長したTwitter、当初は「自分の言いたいことを短文投稿」する意味合いが強かったのですが、現在はSNSとしてユーザー間の繋がりが強くなっており、情報発信やマーケティングなどにも多用されるようになりました。

単純な仕組みに様々な機能を追加する事で今の形態ができあがったものの、複雑化した影響の弊害も多く「炎上」や「誹謗中傷」が社会問題ともなっているのですが、Twitterはこれを克服しようとしているようです。

返信できる人を制限

Twitterは今年5月より、iOSアプリ版を利用する一部ユーザーに新機能である「自分のツイートに返信できる人を制限する機能」の解放を行っていました。

この機能はツイート作成画面で返信できるユーザーカテゴリを選択できるようになっており、「全員」「フォローしている人のみ」「指定した人のみ(後述)」を選択しリプライできる人を制限した上でツイートできるそうです。

「全員」については今まで通りですが、「フォローしている人のみ」は自分がフォローしていないユーザーからのリプライを制限でき、いわゆる身内向けのツイートとリプライとして機能するでしょう。

「指定した人のみ」というのはメンションしたユーザーのみ返信を許可するもので、メンションとはツイート内に@マークから始まるユーザーIDを入力する事で、お互いにフォロー関係がない人との議論などの際には役立つでしょう。

総じてこの機能は捨て垢や関係ない第三者からのリプライを防ぐものとなっており、炎上を目的とした煽りリプライや匿名性を利用した誹謗中傷リプライなどのクソリプを未然に防ぐ事ができます。

今までは鍵垢くらいでしか自己防衛できませんでしたから、こうした制限を設けて精神衛生を保った状態でTwitterを利用できるようになる事は、今までにクソリプを多数もらった人にとっては大変望ましい機能と言えるでしょう。

実は最新のアップデートでこの機能が解放されたと告知されているのですが、どうやらそれは間違った文章である事が本家で確認されており、残念ながら今も一部のユーザーにのみ解放された機能となっているようです。

ただアップデートテキストでこのような内容が見られるという事は、この機能が近日中に一般公開される事を前提としている証拠なので、我々がこの機能を使用できるようになる日はもうすぐやってくるでしょう。

まとめ

匿名性(ただしやろうと思えば法的に特定はできる)を盾に好き勝手誹謗中傷し、そのせいで心に傷を負ってTwitterを引退してしまったり、あるいは現実に自殺してしまうなどの事件が絶えませんから、こうした新機能の展開は歓迎されるでしょう。

早く一般に公開してほしい機能ではあるのですが、もしかしたらまだバグや本番環境への新機能全体実装が終わっていないのかも知れませんね。

参考:MacRumors

関連記事