Appleのフィル・シラー上級副社長が「フェロー」に昇格、そもそもフィル・シラーってどんな人物?

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by しんや

Appleは同社の社員フィル・シラーがフェローという役職に昇格したことを大々的に発表しました。

今日はフェローの役割と、フィル・シラーという人物について紹介していきましょう。

フィル・シラーがAppleのフェローへ昇格

まず、これまでフィル・シラーはマーケティング部門の上級副社長としてAppleの経営に貢献してきました。

ところが、Appleによって新しく「フェロー」という役職へ昇格したことが明らかにされました。

このフェローという役職はどのようなものなのでしょうか。

フェローという役割

あまりこの肩書きには馴染みのない人も多いかもしれませんが、フェローという役職は主に研究職に携わる人へ与えられることが多いものです。

また、民間企業に役職名として用いられた場合、その職域も多様になっており、今回のフィル・シラーの仕事も現時点では詳しく説明されていません。

フィル・シラーの後任、グレッグ・ジョズウィアック上級副社長

ただし、本人のコメントとして、「私が気にかけてきたいくつかの個人プロジェクトに集中できる」とある通り、少し会社の経営からは距離をとることになるのかもしれません。

また、グレッグ・ジョズウィアック氏が後任を務めることも明かされています。

フィル・シラーの職務内容とは?

そして、フィル・シラーといえば一時期はiPhoneの発表イベントで頻繁に登場していたこともありApple好きな人なら顔を見たこともある人が多いでしょう。

彼は1987年からAppleのマーケティングを中心に様々な貢献をしており、ティム・クック氏がCEOに就任した後もApp Store と Apple Eventsの統括など彼の職務を引き継いでいます。

iPhone Xの発表を行うフィル・シラー氏

また、最近ではApple史上初となった世界開発者会議(WWDC)のオンライン開催の企画と実施にも尽力してきました。

フィル・シラー氏は今回の件について以下のようにコメントしています。

Appleで働き、自分の愛するたくさんの製品に、スティーブ·ジョブズ、ティム·クック、その他多くの素晴らしい仲間たちと共に関われてきたことは、私には夢の実現と言えるものでした。Appleで働くことになったのは私が27歳の時でしたが、今年私は60歳になり、かねてより計画してきた人生の転機を迎えることになりました。私の友人たちが私を必要とする限り、私はここ Appleで働き続けるつもりです。私にはオリジナルAppleロゴの6色の血が流れていますが、今後は自分の家族、友人と過ごしたり、じっくり取り組みたい個人的なプロジェクトに費やす時間も作りたいと考えています


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