次期iPad miniは画面サイズそのままで小型化?Face IDも搭載したコンセプト公開
今やiPhoneやMacと肩を並べAppleの主力商品となったiPad、初期の頃は画面がデカくて通話のできないiPhoneといった感じでしたが、現在は住み分けも進みiPhoneとMacの間に位置するデバイスとなりました。
シリーズとしてフラグシップ・Air・mini・Proと用途やニーズに合わせた展開、技術力向上に伴ったハードウェアの更新が行われ特にProはかなりの人気を集めているのですが、もしかしたらminiがとんでもない進化を遂げてリリースされるかも知れません。
Proベースのmini
デバイスデザインや製品開発マネージャーなどを行っているパーカー・オルトラニ(@ParkerOrtolani)さんは先日、次世代モデルとなるiPad miniのコンセプト画像を公開しました。
このiPad miniコンセプトは現行のiPad Proをベースとしているようで、ベゼルレスとホームボタンの削除を前提に画面サイズをそのままにかなりの小型化を実現しており、小さくなったiPad Proといった印象です。
more of the teeny tiny iPad mini concept pic.twitter.com/cjPzIDLHo4
— Parker Ortolani (@ParkerOrtolani) July 24, 2020
現行のiPad 5と見比べた画像ではかなり小型化しているのがわかるのですが、デバイス面積自体は20%も小さくなっているものの画面サイズは変わっておらず、縦方向にかなり小さくなっている事がわかりますね。
彼のコンセプト通りであれば縦162.5mmの横134.8mm程度、B6ノートの実寸が縦182mmの横128mmである事を考えると、B6ノートよりも若干コンパクトで高性能なデバイスを持ち歩ける事になります。
またサイドにはApple Pencil用のスマートコネクター搭載が想定されており、ベゼルレス化によってTouch ID搭載のホームボタンがなくなるので、iPad Proと同様の技法でFace ID搭載が想定されています。
またiPad Proをベースにしているのでフレームもラウンドからエッジに変更されており、iPad Pro 12.9インチモデルを半分のサイズにしたようなデバイスになるでしょう。
この画像はコンセプトなので実際にAppleが次期iPad miniをどういう設計開発しているか、という情報ではないのですが、現行iPad ProのデザインやiPhone 12に関する情報から、iPadシリーズがProデザイン準規になる可能性はかなり高いと言えます。
搭載チップやRAMにもよりますが、もし高性能なiPad Proのハードウェアを引き継ぎiPad Pro 12.9インチモデルを半分のサイズにしたようなデバイスになれば、かなりの人気デバイスになる可能性が高いでしょう。
まとめ
筆者は現状iPad(第7世代)とiPad mini(第5世代)を所有しているのですが、そのサイズ感でどこでも使えて長時間持っていても疲れない事、画面サイズにそこまで大きな差がない事などからメインがiPad miniでiPadは置き物状態となっています。
今回のコンセプトが実現すればこのサイズ感の差はより明確となり、iPad miniが大人気デバイスとなる可能性を十分秘めているだけに、ぜひAppleにはこのような魅力的なiPad miniを開発して欲しいと願ってしまいます。