iPhone12では全てのモデルが2種類の5G「ミリ波」と「Sub6」両方に対応か

今年の9月に発売されると噂されているiPhone12は、全部で4種類存在すると言われています。
そして、その全てのモデルで、2種類の5G「ミリ波」と「Sub6」両方に対応する可能性が高いようです。
iPhone12では全てのモデルが2種類の5Gに対応か
台湾メディアのDigiTimesは今年の秋に発売される予定のiPhone12が、全てのモデルで「ミリ波」と「Sub6」に対応すると報じました。
元々は、iPhone12 ProとPro Maxのみが両方に対応し、iPhone12とiPhone12 miniはサブ6GHzのみのサポートになると噂されていました。
しかし、DigiTimesはこの噂を否定する報告書を公開しました。サプライヤーから得た情報だとしています。
「ミリ波」と「Sub6」の違いは?
「ミリ波」は従来の帯域よりも高いもの(約30GHz〜300GHz)を使用しています。
特徴としては、周波数が高いため通信容量や速度の大幅な向上が期待できます。
一方で、障害物などに弱く、壁や雨など様々な要員で電波の強度が減衰します。
そのため、広域のカバーは難しく、しばらくは都市部など人口が集中している地域を中心に運用されることになりそうです。
一方、「Sub6」は、比較的低い周波数の電波帯を使用します。
そのため、これまでのLTEと同じ程度の範囲をカバーできると期待されています。
ただし、通信速度の向上はあまり期待できないかもしれません。
2021年のiPhoneではSub6のみ対応モデルも存在か
また、DigiTimesは2021年に発売されるiPhoneではSub6のみに対応したモデルも販売されると報じています。
上述した通り、「ミリ波」は障害物に弱くカバーされる範囲が狭いというデメリットがありました。
そのため、地域によってはミリ波に対応したiPhoneも宝の持ち腐れとなる可能性があります。
そのような人のために、Sub6のみの対応にとどめ安価なモデルを発売するとしています。