iOS 14では古いiPhoneのカメラ性能も良くなるらしいけど実際の変更点は?

今年秋にiPhone 12シリーズと同時解禁が噂されるiOS 14、すでにパブリックベータ版がリリースしておりiPhoneを持っている人なら誰でも利用できるので、ネット上では様々な意見交換などが行われています。
このiOS 14のアップデート内容の1つに「旧モデルのカメラ性能向上」なども謳われているのですが、実際にどのような変化があるのでしょうか?
カメラ機能はもっと便利に
Appleは7月10日未明、メジャーアップデートとなるiOS 14のパブリックベータ版を公開し、iPhoneを持っているユーザーなら誰でも一足先にiOS 14を体験できるようにしました。
まだベータ版には変わりないのでバグなども見つかっているのですが、多くのユーザーが注目している「旧モデルのカメラ性能向上」なども実装されるそうで、カメラ機能のアップデートにはかなり期待が集まっています。
現時点で判明しているiOS 14でのカメラ性能などに関するアップデートは下記のとおりです。
- 起動から撮影までの速度が最大25%向上
- 高速撮影を優先するオプション
- 一部機種にQuickTake解放
- 音量上げるボタンでバースト撮影オプション
- ミラーフロントカメラオプション
- 一部機種に露出制御固定機能
- ビデオ解像度変更機能
「起動から撮影までの速度が最大25%向上」は読んでそのまま、機種によってカメラ起動から撮影可能までのラグが最大25%減るというもので、「高速撮影を優先するオプション」はONにする事でオートフォーカス調整などを省略してその瞬間を撮影するオプションです。
「一部機種にQuickTake解放」では、現在iPhone 11シリーズのみに解放されている画面撮影ボタン長押しで動画撮影に切り替える機能を、iPhone XR/XS/XS Maxでも使用できるようになり、その指を撮影ボタンの右側にスワイプする事で動画撮影状態を固定できます。
また、「音量上げるボタンでバースト撮影オプション」を選択する事で上記機種は音量上げるボタンでバースト撮影ができるようになり、音量下げるボタンでQuickTake、つまり動画撮影をスタートできるようになるので、画面のシャッターボタンを左右にスワイプ固定する手間が省けます。
「ミラーフロントカメラオプション」では、今までフロントカメラで撮影した写真が左右反転していたのをしない設定にするもので、バックカメラで撮影した時と同じ写真になるようになります。
「一部機種に露出制御固定機能」では前述の一部機種で撮影時の露出(取り込む光の量・通常は自動で調整される)を固定する機能で、「ビデオ解像度変更機能」ではiPhone 11のみで解放されていたビデオフォーマットを全機種で変更できるようになります。
まとめ
ご覧のとおり大きなアップデートではないのですが、上位機種や最新モデルにのみ公開されていた各種機能やオプションがiOS 14をインストールできる機種で使用できるようになる事が多く、このアップデートは旧機種への機能解放といった意味合いが強いものになっています。
ただし筆者がiPhone 7で実際に使用した感じ、撮影音が数秒後に爆音で鳴ったり、撮影してから写真に画像が反映するまで時間がかかったりとまだまだバグの多い状態のようで、今後のアップデートによるバグフィックスが期待されています。