Appleの次の計画はiPhoneをパスポートや運転免許証にすること!?特許資料から推測

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by しんや

iPhoneが果たす役割は年々増え続けています。電話やネットサーフィン、地図に時計、チケットや財布の代わり、挙げ出したらキリがありません。

そして、Appleは新たな取り組みとして、iPhoneをパスポートや運転免許証として活用することにも取り組んでいることが明らかになりました。

iPhoneがあなたの身分証になる時代が

Appleは常に、iPhoneがこれまで以上に様々な役割を持てるように取り組んできました。

最近で言えばWWDCで発表されたCar Keyの機能が似たようなコンセプトと言えるでしょう。

車の鍵というかなり重要な「情報」をiPhoneで管理できるようにする機能でした。

これはiPhoneが誇るセキュリティ技術と、それを信頼する多くのユーザーがいて成り立ったものです。

そして、Appleはいよいよ、身分証という最も重要な情報までもがiPhoneで管理できるようにするシステムの開発へ取り組んでいるようです。

このシステムが実現すれば、パスポートや運転免許証などを持ち歩かなくてもiPhoneがその役割を担う可能性が出てきます。

特許から推測

この情報は、Appleが2019年に米国のUSPTO(特許商標庁)へ申請した資料から推測したものです。

特許の内容は、個人を認証するために必要なプロセスに関するものです。

理想的には、これが実現した場合、パスポートや運転免許証など個人を認証するものがiPhoneなどのデジタルデバイスで代替できるようになります。

ちなみに、資料内では一度もiPhoneについては言及されていませんが、それを連想させるデバイスは何度も登場しています。

問題は技術よりも政治?

ただし、実現はそれほど容易ではない可能性があります。

最も難しい点は、このシステムを実現するための1番の障害が技術ではなく政治にあるというところでしょう。

例えば、運転免許証代わりに使うにしてもそれぞれの国で政府が承認する必要があるでしょう。

これはまだ各政府がそれぞれ判断できることですが、パスポートともなると各国の足並みも大事になってきます。

私たちにとって恩恵の大きそうなシステムですが、残念ながらあまり簡単に実現することはなさそうです。

参考:Apple Insider

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