iPhoneに日本製ディスプレイ採用の兆し?中国と連携してOLED量産か

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by メカ村

現在iPhone用OLEDのほとんどをSAMSUNGが供給しており、今年発売のiPhone 12からはLGが供給するとの噂がありますが、2021年モデルからは日本製のOLEDディスプレイがiPhoneに搭載される可能性が出てきました。

そもそもOLEDの量産化に成功している企業は少なく、Appleもそうした現状からライバル企業であるSAMSUNGからiPhone用のOLEDを供給しているワケですが、日本のOLED企業が中国企業と協力しOLEDの増産体制を建て始めている事が明らかとなりました。

SONYとPanasonicの技術を持ったJOLED

以前iPhoneにはジャパンディスプレイが供給する液晶ディスプレイが採用されていましたが、技術開発速度の遅いジャパンディスプレイは新技術の開発に他社から圧倒的な遅れをとり、現在iPhoneにはSAMSUNG製のディスプレイが採用されています。

Apple自身もライバル企業からほぼ一択で供給している現状をよしとしているワケではなく、今年発売となるiPhone 12からはLGやBOEからディスプレイを供給するという情報があるものの、決定的な証拠となるような情報は出てきていません。

そんな中、SONYとPanasonicの技術力を持ちジャパンディスプレイらが出資するOLED企業JOLEDが、中国のTCL華星光電技術有限公司と資本業務提携契約を締結し、JOLEDの独自技術である「印刷式OLED」の量産化について動き出した事が明らかとなりました。

現在OLED業界には3種類の製法によるOLEDが存在しており、SAMSUNGの「RGB蒸着方式」、LGの「白色蒸着方式」そしてJOLDが持つ「RGB印刷方式」あり、もしiPhoneのディスプレイがJOLEDのものに置き換わればディスプレイコストが15%〜20%安くなるとも言われています。

SAMSUNGとLGの「蒸着方式」とは、真空環境下でパネルにEL層(発光する層)を気化してスプレーのように吹き付け形成するイメージなのですが、製造するために真空環境を必要としたり気化した素材にロスが出やすく、大型になればなるほど精度が出しにくい方式です。

しかしJOLEDが採用している「RGB印刷方式」には真空環境は必要なく、まるでインクジェットプリンターのように必要な分だけ素材を塗布する仕組みなのでロスが出にくく、パネルが小型でも大型でも精度に差が出ないというメリットがあります。

ただし良い事ばかりではなく、そもそもSAMSUNGとLGが「蒸着方式」を採用しているのは現状それがほぼ唯一の製作方法であり、JOLEDの「RGB印刷方式」が現状安定的な量産化に成功していないという事実があるからです。

そしてJOLEDはコレを高いするために中国と協力し、これから中型ディスプレイ(スマホからPCディスプレイくらいのサイズ)用の「RGB印刷方式」OLED量産化を行うと発表しており、現時点でAppleがSAMSUNGやLGからサプライヤーを切り替える最有力候補に切り替わったというワケです。

まとめ

残念ながら内部リークのような情報ではないのですが、現時点で最有力候補だったBOEが品質面NGで離脱、SAMSUNGやLGはライバル企業ですからJOLEDの「RGB印刷方式」OLED量産化が成功すればAppleが取引を持ちかけるのはほぼほぼ確実と言えるでしょう。

できれば日本独自の技術として確立して欲しいところでしたが、場所や人員、資金力などを考えると国内で完結するのは難しかったようで、今回の中国企業との資本業務提携契約締結に踏み切った事が伺えますね。

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 au民は見ない方がいいかも。最終的に全然違うよ。

参考:Patently Apple

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