WWDC 2020発表内容まとめ【AirPods編】AirPodsの進化もすごい!

本日午前2時から行われたWWDC 2020の基調講演にてiPhone OSやmac OSなど今秋登場予定の各OSの新機能に関する発表が行われました。
それぞれ一体どんな新機能が追加されるのかと思っていましたが、これは完全に予想外でした。AirPodsのアップデートが地味にすごい!
AirPodsには新機能が二つも!
AirPodsのソフトウェアにはAirPods OSなんて名前はついていません。
しかし、実際は紹介しないわけにはいかないほど興味深いソフトウェアのアップデートが二つありましたよ。
そう、「ソフトウェアのアップデート」ですよ!買い替え不要です。
デバイス間の移動がスムーズに
一つ目はAirPodsをつけているときに、音を再生するデバイスが賢く切り替わるようになります。
状況次第では、手動でわざわざ切り替えなくても自動でシームレスなデバイスの切り替えが可能になっています。
例えば、iPhoneで音楽を聞き終わり、iPadを取り出し映画を再生したとしましょう。
AirPodsは自動的に切り替わります!
そして、iPadで映画を見ているときにiPhoneへ着信が入ったとしましょう。
AirPodsは自動的にiPhoneを検出して切り替わるのです!
これは必須な機能ではありませんが、痒いところに手がとどく便利な機能になりそうです。
頭の向きを考慮した「空間オーディオ」
そして、こちらもなかなか興味深い話でした。空間オーディオです。
まず、AirPodsはサラウンドシステムに対応しています。これは映画館にいるように、映像に応じて音がくる方向が切り替わる機能です。
右側で何かが爆発すれば、右のイヤホンから大きな爆発音といった具合に、音を切り替えることで臨場感が味わえます。
これ自体は最近のイヤホンには当たり前のようんある機能ですが、しかし、これに「さらに一手間加えた機能」がAirPodsにも実装されるようです。
映画館にいる時をイメージしてください。正面から音が飛んできているときに左を向けば、音は当然右から聞こえるようになります。
新しい昨日は、これをAirPodsでも再現しているのです。
つまり顔の向きをジャイロセンサーから検知し、適切な方向から音が飛んでくるように修正するのです。
一方、iPadの向き、つまり映像の向きを動かすと、今度は音の向きも連動して移動します。
つまり、完全に映像主体で音の向きが制御されるようになるのです。
それによりこれまでよりもさらにリアルな臨場感が味わえるようになるかもしれません。将来的にVRなどと組み合わせると面白くなりそうですね。
確かにAirPodsは高いですが、それは専用の優秀なチップやジャイロセンサーを搭載しているからという理由もあるでしょう。
しかし、そのおかげでこうしてソフトウェアのアップデートだけで興味深い新機能を追加することができるというわけですね。高いこともなんだか許せてしまうような後出しアップデートでした。
ちなみにハードウェアのアップデートはありませんでした。