WWDC 2020発表内容まとめ【iPhone編】新機能ウィジェット登場!

本日午前2時から行われたWWDC 2020の基調講演にてiPhone OSやmac OSなど今秋登場予定の各OSの新機能に関する発表が行われました。
それぞれ一体どんな新機能が追加されるのか、まずはiOSの内容をご紹介します!
iOS 14には目玉機能が盛り沢山
WWDCは少しの前置きの後、最も関心度が高いであろうiOS14からはじまりました。
ちなみに、名称はiPhoneOSではなく、引き続きiOSのままとなったようです。
まずは長年変わることのなかったホームスクリーンから話は始まりました。そう、ウィジェット機能の登場です。
Appライブラリとウィジェット
さらに、「Appライブラリ」でホーム画面の整理が容易になります。最近は本体の容量も増え、スマホも普及したため100個以上のアプリを入れている人も珍しくありません。「Appライブラリ」を使えば容易に整理ができます。
まず、Appライブラリはアプリを「自動的に整理」してくれます。さらにこれまでと違い全てのアプリをホーム画面に表示する必要はありません。
例えばホーム画面が5ページある人は、そのうち2ページしか表示しないように変えることができるのです。
そして、アプリの整理によって生まれたスペースを活用できるのがウィジェットです。
ホーム画面に天気や時刻、今日の予定など様々な情報を表示することができるようになります。
Picture in Pictureや翻訳アプリも登場
そして、ピクチャインピクチャ。こちらも正式にiOSへ採用されました。
すでにiPadOSに採用されていますが、アプリを閉じた際再生中の動画を中断せずに画面の隅で動画を視聴できる機能です。
Netflixなどが対応していますが、YouTubeの対応は不明です。
他にも、翻訳機能が搭載されています。マイクに向かって話した内容をテキストベースで翻訳してくれます。
対応言語は日本語を含む11の言語です。
車の鍵もiPhoneの時代へ
また、CarKeyを使えばiPhoneで車のロック解除が可能になるようです。
もちろん、車がキーの共有に対応している必要がありますが、これが使えれば安全で便利なこと間違いなしです。
物理キーを誰かに渡すことなく鍵をシェアできるので、ディーラーや友人に貸す時も便利ですし、物理キーではないのでiCloudを通じて無効化することも容易です。
もちろん物理キーを持ち歩く必要がないというのは盗難のリスクが大幅に減ることを意味します。
また、鍵はウォレットアプリを通じて管理できます。ちなみにCarKeyはiOS13でも対応する予定です。
App Clip、これは便利!
そして最後にApp Clipの話が始まりました。ビジュアルコードやNFCで、必要に応じたアプリを簡単に使える機能がApp Clipです。
これはつまりどういうことなのでしょうか?
例えば、仮にMapアプリを使って見つけたどこかのレストランで予約をしたいとします。しかしそこのレストランに予約をするには専用のアプリを使う必要があった場合、これまではそのアプリをダウンロードするか電話で予約をしていたでしょう。
しかし、これからはアプリのダウンロードが必要ありません。正確にいうと、「アプリを完全に」ダウンロードする必要がなくなったのです。
例えば今回だと「予約の機能だけ」ダウンロードして予約することができます。何かの支払いの場合は「決済機能だけ」ダウンロードして支払いを行うのです。
App Clipはとてもサイズの小さなアプリで、高速に動くように設計されるためサイトへWebサイトへアクセスするような形でアプリの一部の機能が使えるようになるのです。
これからは無闇にアプリをインストールしてホーム画面が散らかることも減りそうです。それぞれアプリをダウンロードしなくてもNFCやQRコードを使った決済が可能になるのです。
他にも、Siriやメッセージアプリ、マップアプリの改善も紹介されました。