記事を読まずにリツイートはNG?ユーザーに警告を出す新機能をTwitterはテスト中

Twitterは、誰かがシェアした記事をリツイートするときに記事を読んでいない場合、ユーザーに警告を出す新機能をテスト中です。
ユーザー間で、情報に基付いた議論を促す狙いがあるようです。
情報に基づいた議論を促す新機能テスト中
現地時間の6月10日、Twitter社は新たな機能のテストを開始したと報告しました。
Sharing an article can spark conversation, so you may want to read it before you Tweet it.
— Twitter Support (@TwitterSupport) June 10, 2020
To help promote informed discussion, we’re testing a new prompt on Android –– when you Retweet an article that you haven’t opened on Twitter, we may ask if you’d like to open it first.
「記事の共有は議論を引き起こすことがあります。そのため、あなたはツイートする前にその記事を読む方が良いかもしれません。」
Twitter社はそのように前置きした上で、情報に基づいた議論を促進するために新しい機能を実装しました。
その機能は、ユーザーがツイッター上で開けていない記事をシェアする際に、記事をシェアする前に中身を読むか確認するようにします。
現在このテストは、米国の一部のアンドロイドユーザーを対象に実施されていますが、今後の成果次第で全ユーザーに解放されるでしょう。
ユーザーに新しい選択肢を提供するという考え方
ただし、この機能はユーザーのリツイートを妨げる目的ではありません。昨今増加しているフェイクニュース、誤解を招く記事、無闇な陰謀論の拡散を防止するための機能です。
どちらかというと、ユーザーに「リツイートする前に記事を確認する」という新しい選択肢を提供するというスタンスでいるようです。
そのため、ユーザーは警告文が表示されるものの、その警告を無視してリツイートすることも可能になっています。
他にも、Twitter社は有害なコンテンツの可能性があるツイートへの返信を警告したり、真偽不明な情報を拡散するツイートにファクトチェックを促すラベルを貼ったりと様々な手法を試しています。
今回テスト中の機能も、プラットフォームの健全化に取り組む活動の一環と言えそうです。