TSMCがiPhone用に3nmのA16を開発中 チップはサイズが小さいと何が良いのか?

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by しんや

TSMCは2022年後半から3nmのA16チップを開発することを目標にしていると報じられました。

順調にいけばAppleが2022年の秋に発売するiPhoneとiPadに採用される見通しです。

TSMCが開発中のA16チップは3nm

今年の秋に発売されるiPhone12には5nmのA14が採用されるとされています。

そして、AppleのSoCのサプライヤーであるTSMCはすでに2年後に発売されるであろうA16の開発もはじめているようです。

DIGITIMESは、TSMCはすでにA16チップの開発を加速させており、このまま順調にいけば2022年の後半には量産体制へ入っていると述べています。

そして、このチップはA14よりもさらに小さい3nm程度の大きさになる見通しです。

3nmという小ささ

ちなみにこのnm(ナノメートル)というのは驚異的な小ささです。

ミトコンドリアで100nm、平均的なウイルスで10nm程度の大きさとなてとり、それよりも遥かに小さいサイズです。

ちなみに、一番小さな原子である水素原子の大きさは約 0.1nmです。

そこまで小さいと果たして、そんなに小さくするメリットはあるのかと疑問を持つ人もいるでしょう。

チップが小さいとどんなメリットが?

実はチップの微細化には様々なメリットがあります。

例えば、トランジスタのサイズが小さくなることに伴い、消費電力の低下が期待できます。他にも、内部の配線の距離が縮まることはすなわち高速化を意味します。

また、単純に一つ当たりのサイズが小さくなることでより多くのトランジスタをのせ多機能化することも可能でしょう。

そして、一つ当たりのチップが小さくなることは製造コストの低下にも繋がるため、iPhoneの値下げにも期待できます。少し考えただけでもチップを小型化することにはこれだけのメリットがあります。

ただし、メリットだけではなくデメリットもあるため、多くの企業が苦労しながらデメリットを克服し、小型化へ尽力しています。

5nmから3nmへ、わずか2nm小さくなっただけと思う人もいるかもしれませんが、これはiPhoneの性能にはとても大きな2nmとなっているのです。

参考:Apple Insider

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