iOS 14には旅行用翻訳機能が実装されるかも知れない
解析などが進み様々なリーク情報が出ているiOS 14、最近の情報ではSafariが標準機能としてページの翻訳機能を実装するといった情報があり、ある意味「やっとリリースか」といった声も少なくありません。
そんな中、なんと旅行時の助けとなる翻訳機能をAppleが開発し、iOS 14ベータ版に格納されている事を突き止めたというユーザーが現れました。
iOS14の翻訳機能
カリフォルニア州クパチーノに住んでいる(と書かれている)開発者のあおいカニ🦀 #appleinternal(@blue_kanikama)さんは先日、現在公開されているiOS 14のベータ版の中に、旅行用翻訳機能を示唆するファイルが多数存在する事を発表しました。
まず公開されたのはその機能に割り当てられるのであろうアイコン画像で、オレンジ色をベースに翻訳アプリなどによくあるデザインが施されたアイコンになっています。
— あおいカニ🦀 #appleinternal (@blue_kanikama) May 25, 2020
これが単体のアプリとしてホーム画面に並ぶのか、それとも何か他のアプリの一部機能のボタンとして機能するかは定かではありませんが、まず間違いなく翻訳に関するアプリである事は間違いなさそうですね。
そしてその2週間後くらい後に、他の操作ボタンアイコンと思われる画像、翻訳時にニュアンスを伝えるためのイメージとして用いられそうなイメージ画像、ファイル名が簡単な英語短文になっている音声ファイル群などを発見、公開しました。
https://t.co/fN8d1REiIb
— あおいカニ🦀 #appleinternal (@blue_kanikama) June 8, 2020
・カレンダー/リマインダーにアクセス。理由は「ccess to Reminders to suggest offline languages based on upcoming travel」
・カメラ・リマインダー・マイク・カレンダーにアクセス
・パスポートなどの画像が同梱
・https://t.co/OCatAAa4Pi pic.twitter.com/IBbJ8GYlxC
この事からあおいカニさんはコレらを「Travel translation(旅行用翻訳)」だと仮定、iOS 14に実装される確率を60%程だと説明しており、ファイルなどは見つかっているものの何らかの理由で実装確率はそこまで高くないものだと考えているようです。
音声ファイルが英語タイトルで28ファイルほどしかないので、もしこれが本実装ファイルなのであれば母国語➡︎英語への音声翻訳に対応し、自分が話した内容を文字に起こした上で音声で再生、英語で話されたものを日本語に文字起こしするような翻訳アプリなのかも知れません。
— あおいカニ🦀 #appleinternal (@blue_kanikama) June 8, 2020
わざわざ音声ファイルや各種画像ファイルなどをアプリ内に格納していますから、もしかしたらこのアプリはオフラインでも使用できるかも知れないものの、iPhoneアプリ黎明期から翻訳アプリは優秀なものも数多く販売されているので、そこまで目立つ存在にはならない可能性も否めません。
アプリ名は「SequoiaTranslator.app」と書かれているのが確認できるのですが、「Sequoia」とはセコイアと呼ばれるスギ科の常緑高木で、北アメリカに自生する事からアメリカスギとも呼ばれており、それ以外に意味を確認できない事から単なるプロジェクト名だと思われます。
まとめ
このアプリが実際にiOS 14の新機能としてリリースされるのか、過去にいくつもあったお蔵入り機能として消えてしまうかは今のところわかりませんが、Appleが翻訳関連の技術開発を進めているのはまず間違いないでしょう。
前述の通りApp Storeには非常に多くの翻訳アプリが存在しており、その中には高度な音声翻訳や翻訳精度を誇る人気アプリも少なくないですから、Appleがそれを超えるような素晴らしい翻訳機能を開発している可能性があるのは単純に嬉しいですね。