デザインソフト業界最強のAdobeがPhotoshopとAIを融合したカメラアプリ発売!

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by メカ村

写真の加工や合成、デジタルアートの専門ソフトウェアとして世界的にも有名なPhotoshop、その汎用性の高さから自撮り写真を綺麗にするために利用される事も多く、時空を歪めたり実物とかけ離れた美しさを皮肉って「最強の化粧品」なんて呼ばれたりしていますね。

そんなPhotoshopを提供するAdobeがなんと、そのPhotoshopとAIテクノロジーを融合したカメラアプリ、『Photoshop Camera』のリリースを発表しました。

Photoshop Cameraとは

数多くのデザイン系ソフトウェアを提供するAdobeは、PhotoshopとAIテクノロジーを融合したカメラアプリ『Photoshop Camera』を6月9日発売、App StoreとPlay Storeで予約受付を開始した事を発表しました。

Photoshopは非常に優れたソフトで多くのプロが利用するもので、簡単な機能なら誰でも使えるものの専門知識や操作熟練度を伴う機能も非常に多いのですが、『Photoshop Camera』ではAIを利用しカメラアプリ化する事で大幅に使用難度を下げているようです。

Photoshopで画像編集を行う場合、すでに完成している写真や画像を後から加工するのは当たり前の話なのですが、『Photoshop Camera』ではカメラ撮影前から「レンズ」と「エフェクト」という2種類の加工要素を利用する事ができます。

「レンズ」と「エフェクト」は1つのカラムで管理されており、スワイプするだけで様々な効果を適用する事ができるのですが、『Photoshop Camera』がスゴイのは被写体を自動判別して「レンズ」と「エフェクト」を適用する対象を絞ってくれる事です。

例えば、写真の背景を別なものに変更する場合は被写体を自分で選択して切り抜いたり、背景部分をあらかじめ特定の色に指定してそれを透過処理して編集を始めるワケですが、これを自動で行ってくれるので面倒な作業が格段に少なくなります。

これは撮影前からすでに実行されているので、カメラを起動して好きな「レンズ」や「エフェクト」を選ぶだけですでに画像加工後の結果を見ながら撮影でき、例え背景を星空にするような「エフェクト」でも常時自動的に背景を判定して星空にしたまま撮影可能です。

他にも非常に多くの「レンズ」と「エフェクト」が用意されているようで、プロモーション動画では実際にカメラ撮影する場合の挙動や撮影した後の編集の様子、どのような「レンズ」と「エフェクト」が用意されているかを知る事ができます。

ざっと見た限り美顔機能みたいなものは無いようですが、その他の編集要素については他のカメラアプリの追随を許さないような多機能ぶりで、カメラアプリ業界に激震が走っている事は言うまでもないでしょう。

まとめ

プロモーションページの最後には「レンズ」を作ってくれるアーティストを募集しており、アップデートなどでどんどん増える可能性も示唆されています。

ダウンロード自体は無料のようなので、気になる方はApp Storeで予約しておくと便利でしょう。

Photoshop Camera



参考:Adobe

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