全米で黒人死亡事件の抗議デモが活発化、Apple Storeは一時休業に

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by しんや

アメリカのミネアポリスで白人の警察官に首を押さえ付けられて亡くなった黒人男性の事件で、抗議活動はアメリカ全土に広がっています。

そして、その影響はApple Storeにも及び、アメリカ全土でApple Storeの一時閉店が決まりました。

アメリカで活発化する抗議デモの影響でApple Storeは一時休業へ

新型コロナウイルスの影響で、今年の初め頃から多くのApple Storeが閉店していました。

しかし、最近になって感染が少ない一部の地域の店舗(271店舗中140店舗)が再開し始めたばかりですが、再び全米のApple Store全ての休業が決まりました。

今回は、コロナウイルスが原因ではなく黒人死亡事件の抗議デモが活発化していることが原因のようです。

なぜ抗議活動でApple Storeが休業?

そもそも、なぜ黒人死亡事件の抗議活動でApple Storeが閉店するのでしょうか?

一言でいうと一部の人が暴徒化してしまっているからです。

元々、ミネアポリスで始まった抗議活動は、徐々にその範囲を広げていき今や全米に広がりました。

特にアメリカ社会は黒人への差別に対して敏感なため、一部の抗議は人々の怒りが反映された過激なものになっています。

そのため、建物や物品の破壊も行われており、それに上じた一部の暴徒は略奪行為まで行っていました。

Appleはこのような事態を受け「従業員の安全」を守るために現地時間の5月31日に全米全てのApple Storeの閉店を決定したのです。

連続する黒人差別事件とコロナのストレスが事態の悪化へ

今回の黒人男性死亡事件の抗議活動が激化しているのにはいくつかの理由があると推測できます。

一つは、このような黒人差別に起因した事件が2月にも起こっていたことです。

その事件ではランニング中の黒人男性を、一人の白人男性が射殺し、もう一人の白人男性が動画サイトにその様子を投稿したため全米から大きな注目を集めていました。

それからわずか数ヶ月で警察官による黒人差別の事件が発生したことで多くの人が怒り、さらにコロナウイルスでのストレスが一部の暴徒を生み出す結果となったのでしょう。

このような事態の収集の目処は立っておらず、一部の地域ではApple Storeの無期限閉鎖が決まっています。

参考:9TO5Mac

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