サムスンはARグラスを使った新たなナビシステムの特許を申請

韓国の大手スマホメーカーSamsung(サムスン)はARグラスを使った新たなナビシステムの特許を申請していたようです。
アメリカの特許庁が、関連する申請書を公開しました。
AR技術はどのように活用されるのか?サムスンの答えは
ARという言葉が世の中に知れ渡るようになってから随分とたちましたが、残念ながらいまだに十分なARデバイスは提供されていません。
それでも、開発はだいぶ進んでいるようで、2021年や遅くても22年にはAppleから眼鏡型のARデバイスが発売されると噂されています。
そして、そのARデバイスをどのように活用していくか各社が「具体的な案」を提案するのは自然な流れでしょう。
そんな中、韓国の大手スマホメーカーでAppleのライバルでもあるサムスンは、ARデバイスをカーナビとして有効に活用できるような案を考えているようで、アメリカの特許庁に関連する技術の提案書を申請していたことが明らかになりました。
ドライバーの運転をARでアシスト
公開された申請書によれば、眼鏡型のARデバイスがマップアプリケーションと同期して動作しドライバーを支援すること提案されています。
具体的には、車線変更、高速道路の存在、目的地の検索などが全て、ドライバーが道路に目を向けた状態であっても確認できるようになっています。
マップを確認するために道路から目を逸らす必要がなくなるため、これまでよりも不注意による事故が少なくなることが期待されます。
さらに、これらのシステムは車のシステムとも連携することが想定されているようです。
上の図で示されている通り、車両内部にあるセンサーがユーザーの空中ジェスチャーを判断し、様々なコマンドを送ることができるようです。
これを使えば、テキスト入力などはできなくても、表示されているデータの切り替えや、ルートの変更など大雑把な内容の指示であれば細かい作業を必要とせずに実行することができそうです。
一時期は「VR元年」などという言葉がありましたが、残念ながらそれほどVRはまだ普及していません。一方のARが本当の意味で「AR元年」を迎えられるかは、ARの活用方法がどれだけユーザーに刺さるかが鍵となるでしょう。