楽天モバイルをiPhoneで利用する方法【UN-LIMIT】

楽天モバイルのUN-LIMITプランでは「iPhoneは動作保証対象外です」と紹介されていますが、実は普通に利用することが可能です。
ということで、実際に筆者が使っているiPhone XSで試してみました。
楽天モバイルで利用可能なiPhoneの機種
楽天モバイル(MVO)の公式では
「iPhoneは動作保証対象外です」
としながら、e-SIM対応製品としてXR以降のiPhoneの記載があります。
- iPhone11
- iPhone11Pro/Max
- iPhone XS/Max
- iPhone XR
その他にはPixel4も利用可能です。
- Pixel4/XL
楽天モバイルを使う為の準備
1.SIMロックの解除
筆者が普段使っているのはiPhone XS、購入とSIMはSoftbankです。
まずはSoftbankでSIMロック解除をしました。
各キャリア、条件さえクリアしていればオンラインなら無料でSIMロック解除できますので、ご自身の契約状況など確認して手続きしてください。
2.申し込み
次にRakuten UN-LIMITの申込みです。
e-SIMの申込みはこちらから入ってください。
続けて正式契約の手続きに進むか、メールにて「正式契約手続きのご案内」が届きますので、本人確認書類の登録や支払い方法などを設定して正式契約します。
3.SIMが届く
2日で届きました!
e-SIMなのでスタートガイドと下取りサービスのチラシのみ入っていました。
では設定していきますよ!
iPhoneで楽天モバイル(キャリア)を開通させる方法
主回線はそのままSoftbankを使いながら、副回線でRakuten UN-LIMITを設定していきます。
設定の際にPCかもう一台端末が必要なので用意してください。
同封のスタートガイドの裏面にQRコードを読み取ります。
これを読み取ると開通の準備に入るので「申し込み履歴を開く」をタップします。
申し込んだ電話番号を確認して「楽天回線の開通手続きを行う」をタップ。
すると初期設定用のQRコードが表示されます。
後述しますが、このQRコードは設定の際に画像からの読み取りができずカメラからしか読み取れません。やり方はいろいろありますが、私はこの画面をスクショ→クラウド(Googleフォト)などに保存→PCでQRコード表示させました。
いずれにしても、PCか別の端末が必要なので注意してください。
ここからは同封のスタートガイドには一切書かれていない操作になります。
iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」
するとモバイル通信プランの追加で先ほどのQRコードを読み取る画面に切り替わりますので、ここでPCか別端末に表示させたQRコードを読み取ります。
プラン名は「主回線」「副回線」がデフォルトになっているので、変更したい場合はここで変更してください。後で変更することも可能です。「続ける」で進みます。
「アクティベーションが必要です」と表示されるので「了解」をタップ。
iOSが最新にアップデートされ、アクティベートが始まります。私の場合は数秒で完了しました。
Appleアカウントへのログインを促されるので、Apple IDとパスワード、もしくはパスコードを入力します。
コントロールセンターを開くと、SoftbankとRakutenの2回線が表示されました。これで完成です。
「意外と簡単だな~」なんてこの時点では思っていた筆者です。
主回線とモバイル通信を分けよう
『楽天モバイルのプラン内容や契約する方法|月額2,980円が一年間無料!』でもご案内した通り、Rakuten UN-LIMITはRakuten Linkというアプリを利用すれば通話・SMSが無料ですが、iOSではRakuten Linkアプリがないので30秒毎に20円の通話料がかかります。
※Rakuten LinkのiOSアプリはiPhone12が登場するまでにはリリースされるでしょう。
なので利用方法としては
・通話とSMSは主回線
・モバイル通信はRakuten UN-LIMIT
で使い分けるのがいいかと思います。
モバイルデータ通信の設定
その為には、まずは「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」の副回線→「モバイルデータ通信ネットワーク」を開きます。
・モバイルデータ通信
・LTE設定(オプション)
・インターネット共有
のAPNにrakuten.jpと入れておきます。
次に「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」を開くと、主回線にチェックがついていると思いますので副回線にチェックを入れます。
「モバイルデータ通信の切替を許可」もONにしておきます。
これで1年間無料で使い放題の楽天回線に優先的に接続してくれます。
通話・SMSも設定しておきたい場合は、「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プラン」の副回線→「音声通話とデータ」を開き、「LTE, VoLTEオン」にチェックを入れます。
「iPhoneでVoLTEに使用することは通信業者によって保障されていません」との注意が表示されますので、自己責任でOKをタップしてください。
続きまして気になるテザリングですが、ちゃんとできました!
「設定」→「インターネット共有」→「ほかの人の接続を許可」をON。
別の端末でパスワードを入力したところ、ちゃんと接続されましたよ♪
Rakutenの“自分の番号”が出ない時は
スクショを見て「あれ?」と思われた方もいらっしゃったかもしれませんが…。
実は筆者のiPhoneでは完全なアクティベートができていません。
主回線のSoftbankの電話番号は表示されていますが、副回線の楽天回線の電話番号は出ないのです。
筆者の住む場所はギリギリ楽天回線が入るとされているエリアなのですが…
どのバンド(周波数帯)に接続しているか確認してみると、バンド18と出るのでやはりパートナー回線のようです。
もし、同じように「副回線の番号が出ない!」という場合は
①再起動する
②楽天回線に接続してから、もう一度「設定」→「モバイル通信」→「副回線(Rakuten)」→「音声通話とデータ」のLTE, VoLTEのオンオフを切り替えてみる
③Google Playストアの『Rakuten Link』アプリがダウンロードできるAndroid端末でログインしてみる
これらを試してみるとRakuten UN-LIMITの電話番号も認識するかと思います。
まとめ
「やはり田舎、無理かぁ!!!」
って思ったりもしましたが、モバイル通信に関してはまったく問題ないですし、パートナー回線でも5GBまで使えて速度制限もきつくないし、テザリングもできるし、このまましばらくは使ってみようと思います。
OSやアプリのアップデートがちょっと心配なので、同じようにデュアルSIMで使う方は勝手にアップデートしないよう手動に設定しておくのがオススメです。