米国でiPhone購入者の割合が増加中、2020年にアクティベートされた端末の4割以上がiOS

CIRPは1月から3月までの四半期におけるアメリカのスマートフォンアクティベーションに関する調査のレポートを公開しました。
それによると、新たにアクティベートされたスマートフォンのうち4割以上はiOS端末であることが判明しました。
アメリカで新規購入者のiOSシェアが4割超え
CIRP(消費者情報研究所)の公開したグラフによると、新たにアクティベートされた端末のうちiOSのシェアは昨年の同時期(36%)から約8%高い44%にまで成長しています。
これはiPhoneが好調だった2016年を超える水準となっています。
特に、2018年はAndroidのシェアが7割に迫りそうな勢いでしたが、徐々にAppleは勢いを取り戻している可能性があります。
ただし、CIRPはもう一つ興味深いデータを示しました。
OSを乗り換えるユーザーは1割程度
CIRPが公開したもう一つのグラフによれば、OS(iOSやAndroid)を乗り換えるユーザーは共に1割程度にとどまっているということです。
これは過去4年間でも同じような結果です。
つまり、アクティベートされたiOS端末のシェアが2018年に比べ10%以上増えたと言っても、iPhoneのシェアそのものが10%増えたわけではないことに注意してください。
例えば、2016年好調だった年のユーザーが、4年後の2020年に再び新しいiPhoneに買い替えたと考えればiPhoneとAndroid端末の全体のシェア自体は大きく変動していない可能性があります。
つまり、このデータだけから「Appleが勢いを増している」と判断するのは尚早かもしれません。
それでも、コロナでスマートフォンの需要が落ち込む中、2020年の3月までに限定すればiPhoneは多くのAndroid端末よりも安定して売れているのは間違いなさそうですね。
参考:9TO5Mac