iPad Pro(2020) にはマイクを物理的に切断する機能が搭載、盗聴防止に

先月発売されたばかりのiPad Proには盗聴を防ぐ目的で物理的にマイクを切断する機能が搭載されていると分かりました。
プライバシーに気をつかうAppleならではの取り組みです。
新iPad Proではマイクを物理的に切断
2020年に発売されたiPad Proでは、盗聴を防ぐためにマイクを物理的に切断していることが明らかになりました。
同様の機能は近年のMacBookシリーズにも組み込まれています。
MacBookの場合はユーザーが蓋を閉じているときにハードウェアのマイクを物理的に切断しており、悪意ある盗聴を防ぐことに役立っています。
iPad Proでも同様の機能が採用されているようで、純正やMFi(Made For iPhone)に準拠して作られたアクセサリーであればiPadカバーの蓋を閉じるだけで機能します。
カバーの蓋を閉じている間はマイクが物理的に切断されているため、例え端末のルート権限まで乗っ取られていたとしてもその端末のマイクにはアクセスできない仕組みになっているのです。
このような積極的なセキュリティ対策はAppleのプライバシーを重視する姿勢を示しています。
純正かMFi対応のiPadカバー推奨
注意点としては、先ほども書いた通り、このセキュリティ機能は純正かMFi認証を受けたアクセサリーでしか動作しない可能性があるため、セキュリティを気にするユーザーはiPadカバーを選ぶ際にその点を確認する必要があります。
その他にも、AppleはiPadのソフトウェアやストレージのセキュリティをアップデートし、マルウェア除去ツールも新たに追加するなど積極的なプライバシー保護の取り組んでいるようです。
参考:9TO5Mac