iOS14から推測するApple Watchの新機能3つ、血中酸素飽和度の測定など

Appleは、将来的にApple Watchの機能を拡充するために、ヘルスケアに焦点を当てた少なくとも3つの機能の開発と改善に取り組んでいるようです。
9to5Macが、iOS 14のコードから読み取った内容では、血中酸素飽和度の測定、心電図機能の改善、睡眠トラッカーに重点を置いており今年中のアップデートで実装されると予想されています。
iOS14のコードから読み解く3つの新機能
Apple Watchは世界で最も売れている時計として人々の間にすっかり普及しており、実際Apple Watchが人の命を救ったというニュースは枚挙にいとまがありません。
そのため、中にはApple Watchを使った健康管理を目的に購入する人も多くいます。実際、Appleもヘルスケア周りの機能の開発は発売当時から熱心に取り組んできました。
今年の秋にリリースされる予定の新しいApple Watch OSのアップデートか、ハードウェアのアップデートつまり新しいApple Watchでも何らかの新機能が実装されると思われます。
9to5Macは、iOS14のコードを読み取ることで、その新機能を3つ予想しました。
血中酸素飽和度の測定
パルスオキシメータという装置のように、皮膚を通して動脈血酸素飽和度を測定する機能が実装される可能性があるようです。
これは心臓から全身に運ばれる血液の中にどれほど酸素が含まれているか測定する機能で、このデータは簡易診断の様々な指標になります。
例えば、この値が基準値より低い人は息苦しさや喘鳴などの症状が発生し、その場合は適切な治療を受ける必要があります。
睡眠トラッカー
他にも睡眠トラッカーは重要なヘルスケア機能の一つです。
睡眠中の動き、心拍数、周りの騒音を含む様々なデータからユーザーの睡眠の質を図ることで生活習慣の改善に繋がることが期待できます。
問題は、Apple Watchの電池が長い間続かないことですが、これについては就寝前にユーザーが充電をできるようにリマインドすることで解決する可能性があるようです。
睡眠トラッカーは合併症の発見などにも繋がるため、Appleオリジナルの睡眠トラッカーが実装されるとApple Watchのヘルスケアの一面がまた一段と強くなりそうです。
ECG アップグレード
また、これは新機能というよりはアップデートにすぎませんが、ECG(心電図センサー)の改善が行われているようです。
これは実際アメリカで多くの医療機関が病気の発見や、患者の健康管理に活用しており、より実用的なデータが取れるような改善が行われると推測されています。
ただし、日本でこのECG機能が解禁される可能性は今のところ低く、日本のユーザーにはあまり関係ない話かもしれません。
実際にECGで救われているユーザーが世界中にいる以上、日本でECGを禁止していれば救えるはずの命が救えないということがどこかで起こっているかもしれません。日本でも早急にECGが解禁されるといいですね。