iPhone 11 Pro Max とGalaxy S20 Ultraを比較してみよう

いまやコンデジと同等かそれ以上のスペックを叩き出しているスマホのカメラ、中にはコンデジでは再現できない高倍率のズーム機能や特殊撮影機能を備えているものもあり、アプリの効果もあって誰もがスマホで写真撮影をする時代になりました。
そして世界的シェアを誇り長年ライバルとして認知されているAppleとSAMSUNG、iPhoneとGalaxyの最新機種のカメラ性能をテストした動画がリリースされていたのでご紹介いたします。
iPhone 11 Pro MaxとGalaxy S20 Ultraを比較
Apple系メディアであるMacRumorsは先日、AppleとSAMSUNGのフラグシップモデルであるiPhone 11 Pro MaxとGalaxy S20 Ultraのカメラ性能を比較する動画をリリースしました。
カタログスペックだけだとGalaxyがiPhoneを圧倒しているのですが、果たして両機のカメラ性能は実際にどれほどの性能を見せてくれるのでしょうか?
まずはポートレートモードですが、コチラはGalaxyの方が少しだけ優れているという評価が下されており、その要因は輪郭の検出精度と境界のシャープさが評価されました。
しかしダイナミックレンジはiPhoneの方が優れているそうで、Galaxyは多少彩度が落ちてくすむ印象なものの、総合判断的にポートレート等ではGalaxyに軍配が上がったようです。
標準的な静止画の撮影においては両機とも非常に優れていると評価され、それぞれの画像処理ソフトウェアの傾向による好みによって意見が別れるとの結果になりました。
具体的には、iPhoneは全体的にコントラストを若干抑えめにして全体のカラーバランスを取るやわらかい印象の写真、Galaxyはメリハリのあるコントラストと強めに出る彩度によって色味が強い写真になるようです。
ズーム機能についてはハードウェアスペック上iPhoneが光学2倍、Galaxyが光学3倍なので倍率を大きくするほどその差が大きく出てしまい、iPhoneの一方的な負けといった印象です。
ただしGalaxyに搭載されている30倍ズームや100倍ズームも優れているとは言いがたく、ソフトウェア処理で多少像が良くなっているとは言えかなりぼやけた画像に仕上がるので、使用に耐えるかどうかはユーザー次第といった印象です。
ナイトモードではiPhoneが非常に明るく色も鮮明な写真を生成しているのに対し、Galaxyは浅暗くナイトモードとしての性能はイマイチと言わざるを得ません。
Galaxyはコントラストや彩度が強く出る影響もあって光源のある状態でナイトモードを使用すると暗い部分がより暗くなる傾向にあり、iPhoneは少し色飛びしている印象を与えます。
フロントカメラはさほど差がある印象はないそうで、結論だけ述べるなら「どちらもすばらしく好み次第」といった実験結果だったようです。
全体の調和がとれた柔らかい印象の写真が好きならiPhone、コントラストや彩度が強く出るメリハリのある写真が好きならGalaxy、といった感じでしょうか。
まとめ
カタログスペックにはかなり大きな差があるのですが、それでも「好み次第」と言わせるまでの精度を誇っているのはソフトウェアとの親和性などが影響しているのかも知れませんね。
これらの結果はあくまで標準カメラの撮影に限った結果なので、カメラアプリを使っての自由度なども考慮するとまた結果は違ってくるのかも知れません。