ティムクックCEOがコロナウイルスに対して楽観的な見方を示す、Appleはショックから立ち直りつつあるのか

AppleのCEOティムクック氏は、FoxNewsのインタビューに対応しコロナウイルスの影響に対する見解を示しました。
クック氏はインタビューの中でコロナウイルスについて長期的には問題ないとして楽観的な姿勢を見せました。
長期的に見ればコロナウイルスの影響は最小限に
今回のコロナウイルスは多くの分野に影響を与えています。
Appleもその影響は避けられず、iPhoneなどの生産に大幅な遅れがあると報じられています。
しかし、長期的に見れば今回の出来事は同社に大きな影響がなく、楽観的に考えていることが明らかになりました。
ティム・クックCEO、Fox Newsのインタビューに登場
その理由としてまず、クック氏はインタビューの冒頭で中国がコロナウイルスの打撃から立ち直りつつあると述べました。
It feels to me that China is getting the coronavirus under control. I mean, you look at the numbers, they’re coming down day by day by day. And so, I’m very optimistic there.
中国はコロナウイルスの影響をコントロールしつつあるように見えます。(患者の)数を見ても、日に日に下がっており、私はとても楽観的に見ています。
実際、中国でのコロナウイルスは武漢を除いた地域で収まりつつあるという話もあり、Appleに部品を供給している工場の数も徐々に元の状態に戻りつつあります。
また、同氏はコロナウイルスが韓国や日本へも広がり始めていることについても言及し、いずれもAppleが予想している範囲内だと説明しました。
つまり、Appleは短期的な影響は避けられないものの、長期的に見ればその影響をコントロールできると考えているようです。
そのため、クック氏は同社の株価が今月だけで最高値から15%近く下がっていますが、ウイルスによる「長期的な」マイナスの影響はないだろうと話しました。
ただし、長期的というのが具体的にどのくらいになるのか具体的な言及はなく、夏の時点でまだコロナウイルスの影響が残っているかについても不明瞭だとしています。