今後Apple Watchはどう変わる?特許などから考えられる9つの可能性

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by メカ村

今やiPhoneに匹敵する人気商品となったApple Watch、時計型のウェアラブルデバイスとしては後発ながらその便利さとiOSとの親和性から今や業界を牽引する存在にまで上り詰めました。

そんなApple Watchはリリース以降大きなハードウェアの変更などが見られないのですが、変化を望むファンの声も少なくなく、またApple自身もApple Watchに何らかの変化を与えようとしている姿勢があります。

特許から考えられる可能性

2015年のリリースから見た目にあまり大きな変化のないApple Watch、特に日本では心電図利用制限もあってハードウェアのパフォーマンス向上以外に変化を感じる人は少ないでしょう。

しかしAppleは現在までにかなりの数のApple Watch関連特許などを取得しており、今後発売されるモデルでこれらの技術が実装される可能性も高く、特に実装に現実味のある9つの可能性を下記にまとめてみました。

フレキシブルディスプレイ

今スマホ業界で一番注目を集める「曲がるガラスディスプレイ」技術であるフレキシブルディスプレイは、手首の形状に合わせた曲面ディスプレイを実現でき、かなりスタイリッシュなケースを実現する事が可能です。

例えば上記画像のようなバンドとの境目を感じさせない近未来デバイスのようなデザインも可能なので、このディスプレイを採用した全く新しい形状のApple Watchが登場しても不思議ではありません。

ニオイセンサー

実はApple Watchがリリースするよりもかなり前から糖尿病に関する特許を数多く取得しているApple、現在は心電図機能で医療業界から注目を集めていますが、糖尿病の監視もApple Watchでできるようになれば業界に激震が走るでしょう。

現状採血以外でリアルタイムかつ正確で医療方針に使えるような機器は存在しないのですが、高度なニオイセンサーで血糖値を測るメカニズムが存在するそうで、実現すれば医療業界初の医療方針に使える皮膚を突破しない血糖値検査機の完成となります。

自動調整バンド

Apple Watchも他の時計や時計型デバイスと同様に自分でバンドの締り具合を調整するワケですが、自動的に巻き取り機構が作動してバンドを自動的に締めてくれるようになる可能性があります。

適切な圧力で閉める事で心電図機能や上記の血糖値測定をより正確にできるので、まるで映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」のように自動でバンドを閉める近未来的Apple Watchが出てくるかも知れませんよ。

追加モジュールシステム

実はApple Watchは初期から搭載されていながら使用されていない機能が存在しており、実はバンド部分にモジュールを追加してケースのバンド保持部分で本体と連携できるように設計してあります。

具体的には例えばバンドに予備のバッテリーを搭載し稼働時間を延長したり、上記にあったニオイセンサーモジュールを搭載したバンドを機能させたり、Touch IDセンサーを搭載したりなど、バンドそのものにオプション機能を実装して販売する事がすでに可能となっています。

バッテリーバンド

上記で述べた通り、元々Apple Watchにはバンド側にバッテリーを搭載してApple Watchの電池容量を増やす事が可能となっており、バンドを変更する事で充電容量を簡単に増やす事ができます。

単純にバンド自体に薄型のバッテリーを搭載するのもアリですが、例えばバンド表面がソーラーパネルになってて充電できるといった事も可能なので、今よりも格段に充電容量が増えたバッテリーバンドを発売する可能性はかなり高いでしょう。

環境センサー

ニオイセンサーと同様に、Appleは使用者の周囲の空気環境をチェックするセンサーの開発をしており、例えば空気の悪い場所に行くとアラートで知らせたり、逆に空気の綺麗なところでは休憩を勧めるといった機能を実装する事ができます。

同様にガスなどにも反応するでしょうから、ガス漏れや火事の初期段階を検知できるようになる可能性が高く、今までよりもApple Watchが救う命の数が多くなる可能性を秘めています。

ジェスチャー検知

デジタルクラウンに光学式センサーなどを搭載し、現在Apple Watchで使用できる動作をジェスチャーによって大幅に増やす事が可能となっています。

現状だとApple Watchの小さな画面で日本語入力はなかなかキツイのですが、例えばジェスチャーで細かい動作や特殊な動作を使用する事が出来るようになれば、ちょっとしたメッセージの返信はiPhoneよりもApple Watchの方が早い、なんて事にもなり得ます。

カメラ

以前からファンの間で搭載の望まれているカメラですが、当然AppleはApple Watchにカメラを搭載するための特許をいくつも取得しているのですが、未だ実現には至っていません。

そこにはカメラを搭載することによって発生するハードウェア的なデメリット、あるいは盗撮などを考慮した倫理的問題があるのですが、まるでコナンの麻酔針のようにApple Watchを構えて写真撮影するのが普通となる時代がくるかも知れませんよ。

円形ケース

おそらくカメラ以上に要望の多いケース形状の変更、特に一般のカメラケースと同様の円盤型ケースを望む声は多く、Appleもケースを円盤型に置き換える特許を取得しています。

サイズ感の問題や現状の四角いケースと比べても遜色ない動作をOSレベルで確保できれば、Appleが薄型の円盤型Apple Watchをリリースするのはそう遠くない未来に実現しそうです。

参考:iDROPNEWS

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