【音楽市場】10年でストリーミングが全体の80%に成長、ダウンロードは9%に

RIAA(アメリカのレコード協会)が2010年から2019年の間にストリーミングサービスやCD、ダウンロード販売の割合がどれだけ変わったのかツイートで紹介しています。
この10年で音楽の市場シェアは大きく変わりました。
2010年 | 2019年 | |
CD | 52% | 9% |
ダウンロード | 38% | 9% |
ストリーミング | 7% | 80% |
Apple MusicやSpotifyのようなストリーミングサービスがこの10年で大きな成長を遂げ市場シェア80%に、その一方でダウンロード販売やCD等の物理メディアの市場シェアは9%まで縮小しました。
ダウンロードがCDと9%と同程度まで減っているのは少し意外ですよね。
Over the course of the decade, streaming has surpassed both digital downloads and physical products 🎼 , now accounting for 80% of the market. #RIAAMusicData pic.twitter.com/q04FeQBT5a
— RIAA (@RIAA) December 30, 2019
これはスマートフォンの登場でCDを聴く機会が減り、通信環境が年々良くなったことで音楽のダウンロードよりもストリーミングサービスを活用する方がより便利になったことが大きな要因でしょう。
ちなみにレコードの市場だけは2009年の5000万ドルから2018年の4億5000万ドルまで成長を遂げており、アナログへの回帰が新しいムーブメントとして起きているようです。
「音楽を聴く」ことを絵画をみるような「アート」として捉える層が増えているのかもしれませんね。